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泣きながら帰った次の日から、疲れが溜まっていたのか高熱が出た。
今日も下がらない体温を見てため息をつく。
正直あの日からみんなに会うのが気まずくて、熱が出てよかったかなと思ったりしている。ナヨンがあのイベントに来ることも知らなかったし、その後みんながどうしたのかも知らない。
窓の方を見ると空はオレンジ色で、もう今は夕方になってしまっていることがわかった。
重い体を起こして、水分をとってスマホの電源をつける。
熱が出てから丸々2日眠り続ける日を過ごしてメールや通知が溜まりまくっている。まぁそれはほぼ学校関係の内容で友達や家族からのではない。
軽く目を通すと、着信履歴の1番上のヨンボギに電話を掛け直した。
「ごめんね、今気づいた」
FL「ヌナ大丈夫ですか?」
「それが、あれから風邪ひいちゃって」
3コールで電話に出たヨンボギは、電話の向こう側で、ええっと驚いた声を上げた。
その後ろでガヤガヤと人がいる音が聞こえるから、ヨンボギは今学校にいることがわかる。
FL「食べたいものありますか?」
「うーん、トッポギかな」
あの日、ヨンボギとトッポギが食べたかったなと1番に頭に浮かぶ。迷わず言うと、それを面白そうに電話の向こう側で笑う声が聞こえて「買っていきますね」と笑みを含んだ返事が返ってくる。
電話を切った後、だらしないまま彼には会えないから、お風呂に入って、髪を乾かして身なりを整えた。
昨日のことを思い返して、平気に抱きしめたり、手を握ってくれたりできちゃうヨンボギは女の子にモテそうだよなと思う。泣いている私を何も言わずに家まで送ってくれるところもさすがだと思った。
しばらく美容室に行っておらず、手入れのされていない髪の毛はパサついて癖っぽくなっている。
それに比べてヨンボギは綺麗な金髪で少し伸びた根元の黒さでさえもオシャレに見える。
鏡と睨めっこしながら、すっぴんの顔がどうにかマシに見えるようにちょっとメイクをする。
ヨンボギが来るまでの間、考えに考えて、美容室を予約してそれに満足して目を閉じてしまった。
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🐣 - 24話目がただただ胸がキュッとなって…ピリペンの私には涙の回でしたㅜㅜ引き続き楽しみにしております！ (12月8日 6時) (
レス) @page24 id: ba7c22e5aa (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新お疲れ様です！本当に好きです登場人物からストーリーまで全部がすごく好きです！これからも応援してます！ (12月6日 19時) (レス) @page23 id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - とても読みやすくて何回も読み返してしまいました。こういうお話大好きです！更新楽しみにしてます。 (11月30日 0時) (レス) @page13 id: 62890fab6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meru | 作成日時：2023年11月28日 10時
