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ヨンボギはちょっと私の方に椅子を動かして、彼を不思議そうに見つめる。私は真正面からの痛いくらいの視線から目を逸らすので精一杯だ。





「カフェラテおいしい?」

Fl「うん、一口飲む?」




どうにか振り切るためにヨンボギに話題を振って、ヒョンジンとあまり関わりがなさそうな彼に気を使わせないようにする。

うん、なんて返事をしてちゃっかり同じストローを使ってしまう。これは誤算だ。そして「ヌナのも飲んじゃおう」なんて返事もしてないのに、ココアをヨンボギが飲んでいることも大誤算。



ヒョンジンはチャニさんと会話してるはずなのに、まだ痛いくらいの視線が刺さっている。ヨンボギは気付いてない。








NY「あー!ヒョンジン!ここにいた!」






聞きなれた声の登場に私は振り返り、ヨンボギは私の倍肩を揺らしている。




NY「と、あれヨンボクくん!みんな一緒なの?」





丸テーブルを囲うように座っている私たちを見回しているが私とチャニさんにはノーコメントのようだ。

こんな学校の行事に顔を出すことは珍しくて少し驚く。






ヨンボギとヒョンジンの間に新たな椅子を持ってきて、ナヨンが座る。チャニさんとヨンボギは私の方に椅子を寄せてみんなが座れるようにしてくれる。








NY「ねぇヒョンジン、私今日の夜ヒョンジンの家の方に用があるんだけど、帰り寄ってもいい?」




当たり前のようにヒョンジンの飲み物を手に取ると同じストローをなんの抵抗もなさそうに口に入れる。

それを止めることなくヒョンジンもその光景を見ている。






Hj「あーいいよ、じゃあそれまでみんなでご飯行かない?」





ナヨンは途中参加でさ、という言葉を聞き、さっきの約束を思い浮かべる。チャニさんやヨンボギはなんで答えるんだろうと返事を待つ。


ナヨンは期待してた言葉と違ったのか少しむすっとした表情を見せている。







Bc「俺らも元々ご飯に行くつもりだったんだよ、みんなで行くか」





複雑な気持ちが渦を巻いて、素直に頷けない自分がいる。

な、って私とヨンボギに視線を向けるチャニさんにすぐに返事ができない。

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作品ジャンル:恋愛
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🐣 - 24話目がただただ胸がキュッとなって…ピリペンの私には涙の回でしたㅜㅜ引き続き楽しみにしております! (12月8日 6時) (レス) @page24 id: ba7c22e5aa (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新お疲れ様です!本当に好きです登場人物からストーリーまで全部がすごく好きです!これからも応援してます! (12月6日 19時) (レス) @page23 id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - とても読みやすくて何回も読み返してしまいました。こういうお話大好きです!更新楽しみにしてます。 (11月30日 0時) (レス) @page13 id: 62890fab6a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:meru | 作成日時:2023年11月28日 10時

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