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乱れた髪を自分で直して、ヨンボギのところへ向かう。
彼は誰のものでもない。まともな恋愛をしない人だってわかっている。なのに、ひとつ一つの彼の行動に胸を高鳴らせている自分に苛立つ。
出会った頃よりも、関わることが増えた今、心を許しているのかわからないけど少しのことで揺れ動きやすくて困る。
払拭したくて強く目を瞑って、髪を掻き分け、何もなかったかのようにヨンボギのいる場所に足を踏み入れる。
FL「ヌナ〜」
いつも来ているカフェテリアの場所が少しドリンクが作れるように工夫されていて、その台の奥にヨンボギがいて、入るとすぐに私に気づいてくれる。
それから、華奢な指で指差す方を見るとヒラヒラとチャニさんが手を振っている。
「チャニさんもきてたんですか？」
Bc 「うん、ヨンボギに呼ばれて」
椅子を引いてチャニさんの横に座ると、ニヤニヤして私の肩を叩く。
Bc「なにヌナって、いつの間に仲良くなったの？」
「歓迎会の時少し話して、」
Fl「ヌナ、何飲みます？」
エプロンをつけた彼が、机の前まで来るとメニューを見せてくれる。あったかいココアを指差すと、わかりましたって笑ってまた向こうに戻っていく。
Bc「ナヨンは？」
「来てないんじゃないかな」
ナヨンは必要最低限連絡してこない子だから、連絡は1ヶ月前くらいから止まっている。どこで何をしてるのか私たちは深入りしない仲だ。
Bc「恋愛に忙しいか」
いまいちピンとしない言葉に頭にハテナを浮かべながら、次の言葉を待つ。チャニさんはホットコーヒーを飲んでいるようで香ばしい香りが紙コップから広がっている。
Bc「ヒョンジナの連絡先を教えてくれとか、今一緒にいるかとか聞かれたり、あとは」
Fl「お待たせしました〜」
ほくほくと湯気が立つ紙コップをトレーに乗せて私の前に差し出すと、そのまま椅子を引いて私とチャニさんの前に座る。
Bc「ナヨンと連絡先交換したよな？」
Fl「うん、交換しました」
その言葉に耳を疑う。
いつの間にそんなことしているんだと、驚くけど確かに彼女はそういう子だよなと引っかかるものはあるもののなんとなく腑に落ちる。
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🐣 - 24話目がただただ胸がキュッとなって…ピリペンの私には涙の回でしたㅜㅜ引き続き楽しみにしております！ (12月8日 6時) (
レス) @page24 id: ba7c22e5aa (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新お疲れ様です！本当に好きです登場人物からストーリーまで全部がすごく好きです！これからも応援してます！ (12月6日 19時) (レス) @page23 id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - とても読みやすくて何回も読み返してしまいました。こういうお話大好きです！更新楽しみにしてます。 (11月30日 0時) (レス) @page13 id: 62890fab6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meru | 作成日時：2023年11月28日 10時
