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諦めて、カバンを隣の椅子に置いてグラスに手をつける。
それを嬉しそうに目を細めて笑っていた。
「ナヨンは悲しむと思うよ」
hj「どうして？」
「ヒョンジンさんはナヨンと付き合ってるんじゃないの？」
いまいちピンときてなさそうな顔をしながらフォークを口に運んでいる。そして、あっけらかんとして「付き合ってないよ」と、どうでもよさそうに言う。
hj「それと、ヒョンジンって呼んで、仲良くしたいから」
「じゃあどうして、あの時」
腕を腰に回していたのか。腕を組んでいたのか。
そう聞いてしまったら、なぜか私が嫉妬しているみたいに感じて言葉が詰まった。
私が言葉を続けなくても、続きが理解できたのかシャンパンを口に含んだ後また笑って当たり前のように答える。
hj「そうしたかったからそうしたし、嫌じゃないから受け入れた、ただそれだけ」
これもそう、と言っていつかのように私の人差し指を優しく握って親指で撫でる。
hj「嫌？」
「べつになんとも」って強がってるふりして、実は心臓が張り裂けそうなくらい鼓動を鳴らしている。
捕えるような視線から逃げられない私はそれを隠すために反対の手でグラスを持ちシャンパンを口に含んだ。
hj「そういえば、あの時の子だれ？」
パスタを巻きながら伏せていた視線を持ち上げて、私を見つめる。白い肌と黒い髪のコントラストが私を酔わせているみたいだった。
「同じ学部の1年生」
hj「仲良いの？」
「うん、この前の歓迎会から仲良くなった」
ふーんと音を鳴らして大きく巻きつけたパスタを口に入れると、何かを考えるように天井から下がるダウンライトを仰ぐ。
hj「チャニヒョンとは？」
どういう関係？
特に意味を含んでいなさそうにチラッと私を見る。
「ナヨンとチャニさんは幼馴染で、それ繋がりで仲良くなったの」
どうしてそんなことを聞くのかと聞き返す前に、口に含んでいるものを飲み込むと意外そうな顔をする。
hj「Aは、男の人が苦手なのかと思ってた」
「え？」
Hj「だって、僕にはいつも冷たいじゃん」
外がさらに暗くなってきた時、ダウンライトでは補いきれなかったためか、いくつか他の間接照明がつく。
彼の横にあったそれが光ると白い頬が紅潮していることがわかった。
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🐣 - 24話目がただただ胸がキュッとなって…ピリペンの私には涙の回でしたㅜㅜ引き続き楽しみにしております！ (12月8日 6時) (
レス) @page24 id: ba7c22e5aa (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新お疲れ様です！本当に好きです登場人物からストーリーまで全部がすごく好きです！これからも応援してます！ (12月6日 19時) (レス) @page23 id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - とても読みやすくて何回も読み返してしまいました。こういうお話大好きです！更新楽しみにしてます。 (11月30日 0時) (レス) @page13 id: 62890fab6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meru | 作成日時：2023年11月28日 10時
