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予定の時間までかなり余裕があったから、一度帰ってラフな服装から綺麗めの服装に着替えた。
4人からしか入れないという決まりを設けているくらいだから勝手にお店もお洒落な綺麗な感じを想像する。
髪を梳かして、ヘアアイロンで髪を挟む。
いつも時間に追われて遅刻しがちな飲み会も今日は時間通りに行けそう。
リップを塗り直した後、元来た通学路を戻りながら指定された駅まで向かうと、改札の脇でスマホをいじりながら立っている彼の姿を見つける。
「おまたせ」
hj「あ、おつかれ」
「みんなはまだ来てないんだね」
hj「2人は先に行ってるみたいだから」
そっか、と返事をしてそのままヒョンジンさんの後ろをついて歩く。歩幅はヨンボギより大きい。ヒョンジンさんも着替えたのか大人っぽい服装に変わっている。
見慣れない道をキョロキョロしながら歩く。学校の最寄駅の近くにこんな隠れ道があるなんて知らなかったな。
私の家は大学の近くで徒歩10分くらい。
実家から越してきて、そこに住んでいるけど家の近くのスーパーに行くくらいで他はどこにも行くことはなかった。
ついたよという声がして、中に入り店員さんに案内してもらう。やっぱりここも来たことのない店で、目に映るものもとてもおしゃれで服を綺麗にしてきて良かったなと思う。
「ナヨンたち来てないね」
茶色い木製の椅子に腰掛けながら、前に座るヒョンジンを見ると、セットされた髪を触りながら意味深げに笑う。
hj「今日は僕たちだけだよ」
「え？」
ほら飲み物選んで、そう言ってメニューを出して何の気なしに店員さんを捕まえる。彼の言葉に思考回路が停止してると、私の表情を見たからか同じものを２つ持ってくるように言った。
hj「僕は、Aと2人で飲みたかったの」
「うそ、ついたってこと？」
hj「こうでもしなきゃ、飲みに来てくれなかったでしょ？」
カバンを持って立ちあがろうとするとそれを静かに阻止する。
hj「さすがに予約してるのは本当だよ」
わかってるよねと言わんばかりの表情。
そう、今回は私が負けた。そう認めざるを得ない。
シャンパングラスが目の前に置かれると、彼はまた勝ち誇ったかのような笑顔を見せた。
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🐣 - 24話目がただただ胸がキュッとなって…ピリペンの私には涙の回でしたㅜㅜ引き続き楽しみにしております！ (12月8日 6時) (
レス) @page24 id: ba7c22e5aa (このIDを非表示/違反報告)
名無し68593号(プロフ) - 更新お疲れ様です！本当に好きです登場人物からストーリーまで全部がすごく好きです！これからも応援してます！ (12月6日 19時) (レス) @page23 id: 38145731e9 (このIDを非表示/違反報告)
あいり(プロフ) - とても読みやすくて何回も読み返してしまいました。こういうお話大好きです！更新楽しみにしてます。 (11月30日 0時) (レス) @page13 id: 62890fab6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meru | 作成日時：2023年11月28日 10時
