9話 ページ10
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『私もう帰らなくっちゃ』
夜も深まった頃水を操っていた彼女は、手を止めてルフィの方を見た。
『皆さん遅くまでありがとうございました。とっても楽しかったです』
チ「えーもういっちゃうのか」
ル「そうだぞもうちょっとここにいろよ‼︎」
たったの2、3時間しか一緒にいなかったのに、彼女はあっという間にこの一味に溶け込んでいた。
『皆さんはもうこの島から出てしまうのですか?』
ナ「2、3日はここにいるつもりよ！」
『じゃあきっとまた会えますね』
ヤダヤダと駄々をこねるチョッパーを優しくなだめる。
みんなが彼女との別れを惜しんでいた。
ル「おい、お前俺の仲間になれよ！！」
ナ「ちょ、ルフィ！」
ゾ「また始まった…」
Aはまた困ったように笑った。
『それはできないよルフィ、じゃあまたね』
彼女は綺麗な髪を夜風に靡かせて闇夜に消えていった。
ルフィはさっきの言葉に屈することなく、また勧誘する気満々だった。
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You side
早足で路地裏を進んだ。
久しぶりに賑やかな夜で心がほかほかしてて心地よかった。
オ「ちょっと遅すぎるんじゃないかい?」
そんな気持も束の間だった。
一瞬にして背筋が凍った。
オピス様の城の前で、冷ややかな目がこちらを見ていた。
門の前の蛇と一緒に。
『お、オピス様…』
嫌な予感がした。
優しくこちらに手招きするそれが怖かった。
『友達と会っていたのです、もうお休みになっていたようだったので、声をかけずにごめんなさい』
オ「そうか、いなくなって心配したんだよ。体が冷えているじゃないか早く中に入ろう」
私の肩を掴む手が痛かった。
まるでここからもう出られないと言われてるみたいで。
門の前にある豪華な蛇が私の身体に巻き付いてるような気がした。
オ「これからは気をつけるんだよ」
オピス様の目が見られなかった。
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シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています😊😊 (2022年10月8日 1時) (
レス) @page8 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ＠前垢消えた(プロフ) - 楽しみです (2022年10月7日 19時) (レス) @page8 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 1位おめでとうございます！とても読みやすくて面白いです！続きが早く気になっちゃいます💦更新頑張って下さい！応援してます！ (2022年10月7日 16時) (レス) @page8 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meru | 作成日時：2022年10月5日 10時
