31話 ページ32
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フ「出て行ったきり全然帰ってこねぇな」
ウ「あいつらのことだし、もう一戦交えてるとかもあるよな」
暗闇の中であいつら全員が暴れてるところを想像すると、何年も共にする俺でも身の毛がよだつ。
普通に捕まえて仲間にしてくるのかと思っていたが、そういうわけでもないようだ。
ナ「はぁ、この静けさがさらに嫌な予感をさせるわよ‥」
天候はさっきからずっと一定。
風も吹かなければ雲が流れてる様子すらない。不気味でたまらない。
ブ「ルフィさんたちを気長に待つしかないようですね〜」
ズズッと音を立てていつものようにティーカップから紅茶を啜っているブルックは何にも感じていないようね、
ナ「フランキー、とりあえず何があってもいいように出航準備しておきましょう」
フ「そーだな、この島の夜は気味がわりぃからな」
大きなフランキーの背中をウソップとブルックが追いかけていった。
静かになった甲板がこの島の変化をさらにはっきりと認識させた。
フランキーの言う通りこの島の夜は不気味だった。
日中は賑やかで豊かな街だったけれど夜になると打って変わって今まで見てた光景は何事もなかったかのように静けさに変わる。
聞こえるのは静かな波の音とほのかな風の音。風も波も起こらなければ船は前に進めない。
激しい波も風も起こらないこの島にここから出られないと言われてるみたいに感じている。
フ「ナミ！気をつけろ！船にしがみつけ！」
自室に戻ろうとした時、船が大きく揺れて握ろうとしたドアノブが遠くになった。
ぐわんと下から持ち上がる大きな波が船よりも高く、さらに上へと登っていく。
ナ「なになに！？どうなってるの！？」
船にしがみついているけど、安定しない船はさらに揺れてしがみつくその手が今にも取れてしまいそうだった。
大きな波の柱はこの島を包むように伸び上がって、街に向かって橋を渡すように今にも落下しそうだった．
ウ「おい！街に向かって落ちてるぞ！」
フ「おいどーなってんだナミ！嵐か！？」
ナ「どーなってるったって‥」
さらに真っ暗な空に身を凝らすと、波の柱の中心に一つの何かが佇んでいた。
ナ「A！？」
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シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています😊😊 (2022年10月8日 1時) (
レス) @page8 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ＠前垢消えた(プロフ) - 楽しみです (2022年10月7日 19時) (レス) @page8 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 1位おめでとうございます！とても読みやすくて面白いです！続きが早く気になっちゃいます💦更新頑張って下さい！応援してます！ (2022年10月7日 16時) (レス) @page8 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meru | 作成日時：2022年10月5日 10時
