10話 ページ11
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ナ「ちょっとロビン！どうしたのよこの部屋！」
珍しく部屋を本で散らかし、その真ん中に座り込み何やら資料と睨めっこしている。
ナ「なにこれ何の資料？」
ロ「私ずっと引っかかっていたのAの話」
生まれつき水を操れるなんてそんな異例は聞いたことがなかった。そして”水を操る”という内容が何年か前の資料に載っていた気がした。
ロ「昔、海を操る能力を持った少女がいると海賊達を騒がせるニュースがあったの。」
ナ「海?」
ロ「そう、海を操れるなんて海賊としたら最高よね、天候にも魔物にも左右されずあっという間にワンピースにたどり着けるのかもしれないのだから。」
ナミは興味深そうにロビンの話に耳を寄せた。
話を聞きながらロビンの手元の資料に目を移す。
ナ「でもこの資料の手配書は✖️印がついているわよ」
ロ「解決しているように見せかけているけどこれは海軍の作戦よ」
ナ「作戦?」
ロ「あくまでも私の憶測だけど、海を操れる人間なんて海軍も喉から手が出るほど欲しいはずよ。そんな人間を公に知らせたらその少女を狙う争いが勃発しかねない。だから、王下七武海みたいに、海軍の手が回る知る人ぞ知る人が持ち得る情報みたいなのがあるんじゃないかしら。」
ナ「じゃあロビンはAがその少女かもしれないって思ってるわけ？」
ロ「えぇ」
ウ「でも、水しか操れないってあいつ言ってなかったか？」
さっきまでいなかったはずのウソップが、椅子に腰掛けてこちらを見ていた。
ナ「驚かせないでよ‼︎もう‼︎」
ウ「さっき声かけたじゃねぇか‼︎」
ナ「何しにきてんのよ‼︎」
ウ「道具を取りに来たんだよ！そしたら興味深い話してたからよ！」
ロビンはさらに深く考え込んで昔の新聞などを漁り始めた。
ウ「俺の村の噂だと昔誰かの力によって大津波が起きて、水没した島があるらしいぞ。今思えばその誰かって、海を操る少女の仕業かもしれねぇってことか」
ロ「私も聞いたことあるわ、ここでは何があってもおかしくないと思っていたけど‥」
新聞には晴天の日に急に波が激しくなり津波が島を飲み込んだと、書いてある。
ナ「何も急に津波が起こるなんてそれこそおかしいわ、津波には必ず地震や天候がついてくるはずよ？」
調べれば調べるほど謎が深まるままで、この日は何も解決することはできなかった。
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シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています😊😊 (2022年10月8日 1時) (
レス) @page8 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
ユナ＠前垢消えた(プロフ) - 楽しみです (2022年10月7日 19時) (レス) @page8 id: 0e552ce067 (このIDを非表示/違反報告)
しろごま - 1位おめでとうございます！とても読みやすくて面白いです！続きが早く気になっちゃいます💦更新頑張って下さい！応援してます！ (2022年10月7日 16時) (レス) @page8 id: 4dc97dea49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meru | 作成日時：2022年10月5日 10時
