車椅子のあなた (ページ14)

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ユンギさんに連れてきてもらった店は……

ラーメン屋さんだった

ユンギさんラーメン好きなんだ

YG「好きな物選べよ」

メニュー表を渡してくる

「あ、はい」

正直、あまりラーメンなんて食べたことないから

どれが美味しいかなんて分からない

YG「決まったか？」

「すみません、まだです…」

YG「ラーメンあんま食べねぇのか？」

「はい…食べるときがあまり無くて…」

YG「じゃあ、俺が代わりに決めていい？」

「はい、お願いします」

ユンギさんが頼んでくれた

YG「Aってさ、彼氏とかいねーの？」

急な質問に飲んでいた、水を噴きそうになった

「急にどうしたんですか!?」

YG「驚き過ぎww
いつも世話してもらってるから、
プライベートの方は大丈夫なのかなって」

「そういうことですか、彼氏なんていませんよ
もしいたら、お世話なんてしてません！」

YG「そっか
じゃあ、好きな人もいねーのか？」

この質問に一瞬ドキってした

なぜかわからないけど、頭に浮かんだのは

ユンギさんだった

考えると胸が苦しくなって、考えるのが出来なくなる

「好きな人もいません…」

こう答えるのが精いっぱいだった

YG「Aも大変だな～」

とお水を飲むユンギさん

「そういうユンギさんは彼女はいるんですか？」

YG「いねぇーな、こんな体だし
今は音楽が大事って感じだなー」

「何か、ユンギさんらしい答えですねw」

一瞬、ほっとした

ユンギさんに彼女がいなくて嬉しかったのかな？

よく分からないけど、安心した

『お待たせしました！ラーメンどうぞ！』

注文してた、ラーメンが届いた

YG「じゃあ、食べるか」

「はい！」

この日に食べたラーメンはとても美味しく感じた

また、お互いのことをまた一つ知ることができた