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双子だから、ってこともあって私にとって燈矢はとても大切な存在だった。
どんな会話をしても楽しくて、どんな表情の燈矢を見ても私の心は満足だった。
中学校に上がって、特に個性の訓練とかもなく時間のある私は友達と吹奏楽部に入部し燈矢と会う時間が少なくなってきたので、こういう場で会うしかないのだ。
会話の内容はほとんど他愛のないことで学校での話とか、訓練をしている時の心情等を聞いている。
「俺さ、本当に強くなってるんだ！
Aの前ではあんまり個性を使わないようにしてるけどいつか見せてあげる！」
『ほんと！？楽しみにしてる』
しかし、私達の順調な日々は陰りを見せつつあった。
焦凍がお父さんといることが多くなったことが原因だろう。
今まで鍛えに鍛えられてきた燈矢は突然捨てられ、また燈矢は反比例に訓練への意欲が増していった。
この辺りから轟家は段々地割れを起こし始めたのだった。
地層がズレるように燈矢の気持ちが隆起するほどお父さんは燈矢のことを避けた。
いつしか燈矢には「ヒーローになれない」という言葉が投げかけられるようになった。
「「お前の体は個性と合ってない」んだってさ！
俺、チョットなら我慢出来るのにね！」
そういいながら私に差し出した手は火傷のあとが目立っていた。
『でも私もお父さんの言うこと間違ってないと思うな。
フライパンを触って出来た火傷だって痛いのに火で直接出来た火傷はもっと痛そう。』
私は不機嫌な燈矢の手に氷を乗せた。
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ユキ(プロフ) - 本好きさん» え〜嬉しいです✨ありがとうございます！ (3月27日 15時) (
レス) id: fcbbcc471e (このIDを非表示/違反報告)
本好き - 更新頑張って下さい‼ 続きが楽しみです(^o^) (3月27日 9時) (レス) id: 6183cd2648 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキ | 作成日時：2023年9月14日 2時
