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ヒトコワな訳だが一種の恐怖体験をした私は家に着くなり全ての鍵をかけてチェーンをした。
私の父がヒーローなこともあり、警察より先に父に電話をかけた。
(Prrr,prrr,prrr)
『お父さん！助けて、、！私、今、刃物を突きつけられて変な男の人が！』
電話の向こうの父は私が勢いのまま話したせいで一言も話さなかったが、電話の向こうで台を叩く音がした。
「すぐ行く」
父はそう一言だけ残し電話を切った。
私はその言葉に安堵してその場にへなへなと座り込んでしまった。
また、警察にも電話をして少し冷静になった頭で燃えた男の話と目撃した男の情報を話した。
詳しくは会ってからと電話口で言われて何があっても扉を開けないでと言われたので今はクローゼットの中に入り、使っていない布団の奥に入り込んだ。
するとインターホンがなった。
ピンポーン
無機質な音が響くが一瞬身を乗り出そうとするも先程警察に言われた一言を思い出した。
絶対に出るなと言われた言葉をだんまりを決め込むと次は強く扉を蹴るような音がした。
私は息を殺してそれが終わるのを待った。
部屋の電気も消している。
持っているのはケータイだけで買い物も床に置いてそのままにしている。
だからいないと信じて過ぎ去ってくれ、、、。
私はそう祈ることしかできなかった。
しばらく経つと玄関口で父が私の名前を呼ぶ声が聞こえてきた。
「Aーーー！！！無事かー！！！！」
私は父の声に安堵してクローゼットから脱出し玄関を開けた。
そこには部屋着で駆けつけてくれた父の姿があり、私は見慣れた顔を見たせいか涙を流しながら『怖かった』と父にもたれ掛かりながら倒れてしまった。
これがつい一週間前のこと。
私は今、そのツギハギの男に馬乗りにされている。
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ユキ(プロフ) - 本好きさん» え〜嬉しいです✨ありがとうございます！ (3月27日 15時) (
レス) id: fcbbcc471e (このIDを非表示/違反報告)
本好き - 更新頑張って下さい‼ 続きが楽しみです(^o^) (3月27日 9時) (レス) id: 6183cd2648 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキ | 作成日時：2023年9月14日 2時
