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「えぇええ！！轟さん辞めるの！？」
『はい、、、最近父の事が周りの人にバレてしまって精神的に参ってて、、、。
ちょっと職場に来られたくないのでもっと地方の方に行こうかなと』
白々しい理由はあまりにも口が開けず本当に元気が無いみたいだ。
本当は敵連合の運営する病院行って働くなんて言えない。
本当のことを言ってしまったら何人の人が私を突き放すのだろうか。
否、本当のことを言ってしまおうか。
だなんて私にはとても勇気が出なかった。
「轟さんの活躍を期待しておきます、次のところでも頑張ってね。」
ということで月の残りは出勤し、次の月は有給消化に当てられることとなった。
『もしもし、燈矢？
私、看護師長と病院長に辞職のこと伝えたよ。』
「分かった」
プツリと切れるその音に安堵を覚え一仕事終えたみたいだ。
「もう轟さんには会えなくなるのか、タバコ仲間も居なくなるね」
なんて同期や喫煙所で会う人に言われる度に謎の罪悪感に襲われる。
だが、これでいいのだ。
これは私の家族のため。命のため。生活のため。
『家族の為なんてどの口が言ってんだ。』
私はタバコを咥えた。
家族5人を裏切るか、双子の片割れを裏切るか。
その選択肢はトロッコ問題でどちらも決め難かった。
所詮どちらも私に責任がかかるのだから。
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この作品喫煙中の時間で打ってるんです
遅くてすみません
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ユキ(プロフ) - 本好きさん» え〜嬉しいです✨ありがとうございます！ (3月27日 15時) (
レス) id: fcbbcc471e (このIDを非表示/違反報告)
本好き - 更新頑張って下さい‼ 続きが楽しみです(^o^) (3月27日 9時) (レス) id: 6183cd2648 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキ | 作成日時：2023年9月14日 2時
