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『本当に出来ると思ってるの？
個性はせいぜいクーリングするぐらいで治癒なんてできないし。
私、まだ1人前じゃないし』
敵連合なんて怖い人達の集まりで仲良くできる気がしないし。
『でも、燈矢がいるなら私は今の施設を退職してもいいと思ってる。』
「それで、ついてくるか？」
『、、、。』
「さっきのまぁ、っていうの肯定だと思ったんだけどなァ」
私は正直8、２ぐらいでは入ろうかと思っている。
ただ、私が通用するものか。
『私、まだ』
そう言いかけた時、突然燈矢の後ろに黒い霧が現れた。
「ほら、もうお迎えが来たみたいだ。」
その黒い霧はどんどん広がっていく。
『いや、なにこれ』
後退りをしようとするも、手首を燈矢が掴んで逃げられない。
「さぁ行こう。向こう側へ。」
霧は2人を包み込んだ。
「なんだァ」
霧が晴れて目を開けると水色の髪の男が気だるげそうに見つめていた。
「荼毘、また余計な事を」
舌打ちをし、重そうに腰を上げた。
「コイツは俺の姉だ。エンデヴァーに恨みがある」
燈矢の紹介に小さく会釈をし少し俯き加減で水色の男を見つめる
目付きが怖くて直視できない。
「めんどくせぇ、俺は家族だから優遇するとか言う仲良くごっこは嫌いなんだ。」
「だからって生きて返す訳にはいかない。
姿を見られた以上は、な。」
そういうと男は掌を向けて近付いてきた。
「やめろ。全部俺の独断だ。
ただ、コイツはTOP２の実の娘で一般人。
いい囮に使える」
「囮役なら十分いる。」
そう言いながら近付く足は止まらずあと数センチの距離となった。
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ユキ(プロフ) - 本好きさん» え〜嬉しいです✨ありがとうございます！ (3月27日 15時) (
レス) id: fcbbcc471e (このIDを非表示/違反報告)
本好き - 更新頑張って下さい‼ 続きが楽しみです(^o^) (3月27日 9時) (レス) id: 6183cd2648 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキ | 作成日時：2023年9月14日 2時
