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6話 ページ6

ー10分後。

「……」

「……」

「ああ、もう!2人ともこっちみんな!」

私達の視線に耐えきれなくなったのか赤井先輩が突然そう吐き捨てた。

「だって暇だしよー眺めることしかできんだろ」

清川先輩の言葉に私は大きく頷く。本当その通りだ。
暇すぎる。

「じゃー、A!器具庫行ってここに書いてあるやつ持ってきて!」

仕事ですか!喜んで!
私は勢いよく立ち上がり夏帆からプリントを受け取る。
ふむふむこれは…。

「結構な量デスネ…」

プリントにはそれなりに質量のあるものがそれなりにたくさん書かれていた。
こんな量はか弱い女の子1人では持ち運べないだろう。

「おい、キヨも手伝ってやれ」

赤井先輩が清川先輩に向かって放った言葉に思わず動きが止まる。
今…なんて…?

「…キヨって?」

「ん?ああ、こいつのあだ名みたいなもんだ。どうかしたか?」

赤井先輩が不思議そうに訪ねてくる。キヨって…!キヨって…!!??
動悸が高鳴る。
でも仮にそうだとしたらどうすんの?え、どうなんの?

「?山田ちゃんーとりあえず行こうぜ?」

「あ、はいっ!わかりました!」

とりあえず今は仕事だ。私は清川先輩の背中を追いかけながら器具庫へ向かった。

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設定タグ:実況者 , キヨ , 最俺   
作品ジャンル:恋愛
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ふくろう - かえさん» いえいえいえ!!てか、キヨとこーすけの仲悪い説wwww私はあれ絶対嘘だと思いますよ!結構裏では飲んでたりするみたいですし…。ww (2014年9月14日 12時) (レス) id: af2619a78d (このIDを非表示/違反報告)
ふくろう - いきなりすみません!私これを読んで、すごいいいお話だなーとおもいました!!更新頑張ってください!!!! (2014年9月13日 16時) (レス) id: af2619a78d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いっぴ | 作成日時:2014年9月6日 0時

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