検索窓
今日:10 hit、昨日:15 hit、合計:71,761 hit

26話 ページ28

んおおおおおおお!!!!
昨日は平和すぎて忘れていたけど準備全然進んでねええええ!!!!!

「A!変なポーズしてねえで手を動かせ、手を!!!」

キヨ先輩の鋭い声が飛ぶ。
うっす、さーせん。

入学式準備最終日。私達は危機に迫られていた。ちなみに終わるまで残っていけとのことだ。
いろいろあったせいで私達の班だけ作業が全く進んでなかった。うん、まあ、仕方ないさ。
こーすけ先輩と夏帆に至ってはもう真顔で作業している。

「これを作業ゲーと言うんですねえ…」

「「「それな」」」

私の独り言に3人が賛同する。
超息ぴったりじゃん。

それからは静かに時間だけが過ぎて行った。







「終わったァァァァァァァァァァァァァ!!!!!」

「あーっ、つかれた!」

「だなーっ!もう腰がやべえよ」

「こーすけおっさんかよ。ふい〜みんなお疲れさん」

やっと終わった。手も足もいうことを聞かないくらいに疲れ切っている。
私達はしばらくハイタッチをして喜んでいたが、夏帆が突然「はっ!?」と声をあげた。

「どーした夏帆?」

「じ、時間…!」

「時間〜?……ええっ!?」

時刻は22時50分。
もうすぐ23時だ。
外はだいぶん暗い。

「いや、先生なんか言えよ!!!」

マジで終わるまで帰さないとは…。夏帆が携帯をいじりながら焦りの声を出す。

「ああ〜っ、メールと着信やばいことになってんじゃん〜わけ説明したら学校訴えそうな勢いだよ…」

「やばくね…私はもう動けない…家遠い…ああ…」

私と夏帆が嘆いてると、キヨ先輩がぼそりと呟くように言った。

「…俺ん家泊まってく?」

……。

「「はぁっ!?」」

「え、や、あの…俺ん家すぐそこだし…一人暮らしだから大丈夫だし。夏帆ちゃんも友達の家でお泊まり勉強会って言えばいいじゃん?」

確かに正論だ。
夜道に女の子が帰るのも色々危ないしね…か弱いから。

でもでもでも!!!
キヨ先輩の家に泊まる!?
急展開すぎだろ!?

27話→←25話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (44 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
130人がお気に入り
設定タグ:実況者 , キヨ , 最俺   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ふくろう - かえさん» いえいえいえ!!てか、キヨとこーすけの仲悪い説wwww私はあれ絶対嘘だと思いますよ!結構裏では飲んでたりするみたいですし…。ww (2014年9月14日 12時) (レス) id: af2619a78d (このIDを非表示/違反報告)
ふくろう - いきなりすみません!私これを読んで、すごいいいお話だなーとおもいました!!更新頑張ってください!!!! (2014年9月13日 16時) (レス) id: af2619a78d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:いっぴ | 作成日時:2014年9月6日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。