19話 ページ20
…まあ、間に合うわけないですよね。
ん？今何をしてるかって？廊下で立たされてる次第です。
あの後全力でチャリを漕いだけど、ついた頃には1時間目の後半戦。とりあえず最初の教科、地理はしてはいけないことになった。
まあ、当たり前ですね。
2時間目から参戦しますよ。うん。
にしても夏帆バッチリ間に合いやがって…。1科目目どころかSTにも間に合ったそうだ。
腹立つやつだ。
「あれ？昨日の…」
ふと声をかけられる。この声は…。
「フ、フジさん！！！」
「あ、本当に最俺知ってるんだねえ。いつもご視聴ありがとう〜」
「いえいえいえ！いつもお疲れ様です！！」
うおおおお！！フジさんだァァ！！！
超イケメンじゃないですかちょっとぉ！！
「あれ？でもなんで廊下にいるの？テストはー？」
うっ。
「遅刻してですね…そのあの…立たされてます」
「ええっ！？立たされてるの！？ふふっあははっ！」
フジさんは動画のときと同じように可愛く笑った。
おお…生フジ笑いや…！
「で、でもフジさんこそ何故ここに…？？」
「ん？ああ、俺ね。いやー昨日実況撮ってたら寝坊しちゃってさぁー。どうせ1科目目間に合わないし、2科目目から参加しようと思ってね」
…実況！！
フジさん何か出すのか！個人かな？コンビかな？
どちらにせよ…
「絶対見ます…！」
「え？えへへ…ありがとう」
フジさんはふにゃりと柔らかい笑みを浮かべた。可愛いいい。
なに、この人可愛すぎるううう！！！！
キーンコーンカーンコーン。
「「あっ」」
チャイムが響き渡る。
「んじゃ俺もういくねー！バイバイAちゃんっ！」
「えっ！？何で名前知って…！？てか呼び捨て！？」
フジさん手を降りながら楽しそうに3年生棟へかけて行った。
教室の扉が開き、生徒が飛び出してくる。
どうやら終わったようだ。
「よっ！Aおつかれ。どんまーい」
「いや、遅れて良かった…！」
「は？いや、なんで！？」
「べっつにぃー？テストどうだった？」
「私が解けないわけないじゃん」
「ですよねー」
私は話題をそらしテストの話へもっていった。フジさんのこととかも後でまとめて言おう。
そう考え、私は自分の席へついた。
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ふくろう - かえさん» いえいえいえ！！てか、キヨとこーすけの仲悪い説wwww私はあれ絶対嘘だと思いますよ！結構裏では飲んでたりするみたいですし…。ww (2014年9月14日 12時) (
レス) id: af2619a78d (このIDを非表示/違反報告)
ふくろう - いきなりすみません！私これを読んで、すごいいいお話だなーとおもいました！！更新頑張ってください！！！！ (2014年9月13日 16時) (レス) id: af2619a78d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いっぴ | 作成日時：2014年9月6日 0時
