ま ページ7
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そしていよいよ迎えた佐倉の誕生日
行きつけのカフェで待ち合わせをして、佐倉を待っていた
選び抜いたプレゼントを喜んでくれるだろうか、とか
今日一日楽しんでくれるだろうか、とか
この気持ちを伝えることができるだろうか、とか
色々考えすぎて頭の中がグチャグチャになりそうだ
「…………遅い」
でも時間になってもなかなか佐倉はあらわれない
そう思っていた矢先、佐倉から電話がかかってきた
「もしもし」
「もしもし、国見君で間違いありませんか…?」
「え、は……い」
佐倉の電話から聞こえたのは知らない女の人の声だった
ドクドクと心臓の動きが速くなっている
何故かとてつもなく嫌な予感が
「Aの母です………すみませんが今から〇×病院に来てくださいませんか?」
「は、い」
そこからはもう、何もかもがあやふやになってしまった。
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燈華(プロフ) - 切なくてキュンときました! (2021年3月31日 12時) (レス) id: 2cebe15e55 (このIDを非表示/違反報告)
オキくん - とっっっっても面白かったです…!!!!! (2019年10月26日 18時) (レス) id: 5d04af8ab7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じろう | 作成日時:2019年2月11日 11時