＊10＊調香師 ページ12
〜調香師side〜
試合帰り、廊下を歩いていると容姿端麗な女の子が迷子になっていた。
この子はフィオナが言っていた新サバイバーの…確かドール？だったかしら。
調(ふぅん…確かに見た目はお人形みたいで綺麗ね。それじゃあ香りはどうかしら)
私はその子に近づくチャンスだと思い声をかけた。
調「迷子かしら？私は調香師のウィラよ。よろしくね」
普段はこんなに積極的に話さないけれど…この子可愛いから特別。
ド「へっ…？あ、Aです…部屋の場所がわからなくて、」
調「Aね。私が案内するわ、何かお話でもしましょう？」
この子はまるで姉さんみたいにキラキラしてる。
調(姉さん…)
私は無意識にこの子に手を出してしまったみたいで、気がついた時には壁に追いやっていた。
ド「ウィ、ラさ…」
私の下でビクビクと震える可愛い子兎。なんて愛らしいの！
このままじゃこの子はきっと喰べられてしまうわ。ええ、きっとそうよ！
調(だってこんなにも可愛いらしいもの)
姉さんのように美しい髪。
姉さんのように美しい瞳。
姉さんのように美しい声。
調(ああ、どれをとっても最高だわ！)
それにこの子から香る“フルーツの香り”が私の本能を刺激する。
調「ねえ、A。あなた…この香りをどこで？私が嗅いだことの無い香りよ。ええ、とっても素敵な香りね…まるで本能を刺激するかのような、甘い香り」
ド「ひ…ｯｯ//」
少し顔を近づけただけで驚いちゃうのね。
ああ、そうだ。この子を部屋に連れ込んじゃえば良いのかしら？
そしたらずっとこの香りを堪能出来る。
そうよ、それがいいわ！
調「行きましょうか、A」
放心状態のAに手を伸ばすと、後ろから声をかけられた。
納「…僕のAに手を出さないで貰えますか？」
ご丁寧にAには聞こえない声で言った。
あなたのじゃないわ！
調「勘違いはよしてちょうだい。さあA、行くわよ」
それにしてもこの子は一体何者なのかしら？
あの納棺師をここまで夢中にさせる人間がこの世にいるなんて賜物ね！
調(ますます興味が湧いてきたわ、あなたのことをもっと知ってみたい！)
私は部屋に送り届けるまでずっと手を離さなかった。
…だって、この子の周りにも常に【誰か】がいるんだもの。
私は緩む頬を抑えるように足早に部屋へ向かった。
【姉のような】ウィラ･ナイエル
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あまね(プロフ) - ああああコメントありがとうございます｡ﾟ(ﾟ^ω^ﾟ)ﾟ｡初コメに感動してます…浮気してました許してくださいｯｯ！！○|￣|＿＝3責任取ってこの小説は自分が娶らせていただきます！！！(｀･ω･´)ﾌﾝｽｯ! (2020年4月2日 2時) (
レス) id: 1cb99c78cb (このIDを非表示/違反報告)
ハチャ(プロフ) - こんな素敵な小説に巡れたことに神に感謝†o(・・;) ｱｰﾒﾝ主様にこの小説を続けてくださるよう祈ります。今後の展開が気になりますゆえ頑張ってください (2020年3月29日 1時) (レス) id: dbff3cd75d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - こんな小説を読んでいただき感謝です…！ありがとうございます＜(_ _)＞この小説を見てくださった方に神のご加護があらんことを(-人-)←例えばガチャで欲しい衣装当たるとか(( (2020年3月28日 3時) (レス) id: 1cb99c78cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あまね | 作成日時：2020年3月26日 4時
