防弾と独りの歌姫 (ページ5)

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5*SG ページ5

｢はぁ……仕事か｣

締切間近の曲を考えるために作業室にいたが、バラエティ番組の収録があるからペンを置いた

NJ｢ひょん、遅いですよ｣

｢ごめん｣

着いたのはギリギリ

でも最近ではよくある事だ

ふと控え室を見渡すと見たことない子が

｢誰だあいつ｣

JK｢新人の子じゃないですか??｣

目がくりくりしていて、黒髪でよく見ると可愛い

貴女｢あ!!挨拶が遅れてしまいました

Aです

よろしくお願いします｣

俺に気づいた女の子は急いで走ってきた

｢あ、あぁ……よろしく｣

Aという女の子は頭を下げて仕事に戻った

MC｢今日のゲストは……防弾少年団!!!!｣

大きな拍手の中、俺たちは笑顔を“作って”歩いた

MC｢いやぁ、すごい人気ですね｣

NJ｢いえいえ、全てはarmyのおかげです｣

TH｢armyは僕達の宝ですから♡｣

思ってもないこと……

いや、前までは思っていたはずの言葉が今ではありきたりな

台本に書かれたセリフのように口からペラペラと出てくる

TH｢ひょん、さすがっす笑｣

NJ｢いや、お前もな笑｣

JH｢てか、あんな質問聞いてないんですけど｣

JN｢それな｣

控え室に戻ればいつものように愚痴大会

JM｢ねぇ……飲み物は??｣

貴女｢す、すみません……｣

急いで用意するあの女の子

貴女｢どうぞ……｣

JM｢ありがと

なんて言うと思った??笑｣

ﾄﾞﾎﾞﾄﾎﾞ!!

ジミナは女の子の頭に飲み物をかけた

貴女｢え……｣

JM｢仕事くらいしろよ｣

一瞬、みんな黙ったけどまた騒ぎ出す

だってこれが正常だから

俺たちのせいで何人スタッフが辞めたか分からないほど

｢こいつは何日持つかな笑｣