防弾と独りの歌姫 (ページ40)

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40*JN ページ40

ﾕﾅ｢よろしくお願いしますぅ｣

ユナちゃんが来た時、正直嬉しかった

だってとっても可愛いから

最初は話したりメアドを交換したりしてた

｢はぁ……またミスった｣

元々ダンスが得意なわけではない

やはりアイドルとしてミスはしたくない

ﾕﾅ｢ジンさん…私が慰めてあげますぅ｣

いつの間にかホテルにいて、気づいたときには遅かった

でも後悔はなかった

それからは嫌なことがあったりすると、ユナちゃんと過ごすことが増えた

｢ねぇ、ジンさんじゃなくてソクジンって呼んでよ｣

ﾕﾅ｢えぇー、じゃあジンって呼びますね｣

ユナちゃんは頑なに俺の名前を呼ばず、芸名である“ジン”と呼ぶ

呼び捨てを許してるスタッフもユナちゃんだけ

気づけばユナちゃんが大切な存在になってた

だから……俺は……

｢俺は……防弾少年団を辞める｣

JH｢ひょん!!何言っ……｣

ﾕﾅ｢ダメ!!!!｣

ユナちゃんがホビの言葉を遮るほどの声で叫んだ

ユナちゃん……俺のこと思って……

次の瞬間ユナちゃんの言葉に俺は崩れ落ちた

ﾕﾅ｢アイドルじゃないジンなんて……考えられない｣

｢え??｣

ﾕﾅ｢てか、いつあたしがジンのこと好きって言った??

あたしが好きなのは“アイドル”のジン

アイドルじゃないならいらなーい｣

JK｢やっと本性表した笑

やっぱりそうだったんだ｣

JH｢ジョングガ、気づいてたの?!｣

ﾕﾅ｢グクは気づいてたんだ

だから嫌われてたわけね…納得だわ｣

JK｢だから呼び捨てやめろ

まさかだけどこのままスタッフ続けるとか言わないよね｣

ﾕﾅ｢あたしは辞めない

てか辞めさせたらジンとの関係、ぶちまけるわ笑｣

もう終わった…

俺のせいで

するとジョングガはカメラを取り出した

JK｢これを見てもそんなこと言える??｣

ﾕﾅ｢!!!!｣

そこには俺らの私物を盗んでるユナちゃんが映っていた

JK｢もう警察には連絡したので｣

ﾕﾅ｢ｯﾁ……｣