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??｢お前は誰だ｣
｢私は……A｣
??｢お前、俺の言葉が分かるのか｣
低く冷たい声が響く
｢あなたは??｣
??｢俺はユダ
お前は何故ここにいる｣
私はユダの話を無視した
｢それにしても、綺麗な毛ね
きっとちゃんと手入れされてたんでしょ
ん??……｣
よく考えると、ユダは人間嫌い
つまり人を寄せ付けないのだから手入れなんてできない
この鎖のサビ具合から考えると１ヶ月近くは手入れされてない
｢まさか……貴方、ペガサス!!
オリンポスで飼われていたんじゃ
だからこんなに綺麗なんだ｣
ユダ｢そうだ……俺は元々オリンポスで育てられ
神々の力によって綺麗な毛を手に入れることができた
しかし、お前は何故そんなことを知っている｣
私はユダの鎖を取るために近づいた
ユダ｢青い海の匂い……
お前、ポセイドンの娘か??
いや、それにしては匂いが弱い……孫か
ん??この匂いはなんだ……
まさかお前!!!!｣
｢そのまさかよ
だから私は貴方の言葉が分かる｣
鎖を外すと、ユダは足踏みをした
｢貴方、翼は??｣
ユダ｢地上に降りてくる時に折れてしまった
怪我をしてる所を保護されたんだ｣
背中には痛々しい傷が残っている
｢ねぇ、この水使っていい??｣
ユダ｢ああ｣
ゆっくりと水を傷口に垂らすと、綺麗な翼が元通り
｢さ、早く行って!!
飼育員さんが戻ってきちゃう｣
ユダ｢助けてくれてお礼にいいことを教えよう
お前は今、迷っているのだろ??
確かにお前のような者は今までいなかった
いいか、２つから１つを選ばなくてはならないという訳では無い
つまり、ふたつの力をうまく調和させることが出来れば……
どちらとも操れるのだ
私が教えられるのはこれだけだ
A……自分を見失うな｣
大きな翼を羽ばたかせながら空を舞うユダを見送った
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カナ(プロフ) - すごく面白いので、続きを作ってくださるとうれしいです!!!!お願いします！！！！！！ (2021年1月31日 22時) (
レス) id: 7398bce3e2 (このIDを非表示/違反報告)
楽(プロフ) - 何この小説！めちゃ面白すぎる！！！涙 更新頑張ってくださいっ！！ファイティン！ (2017年11月3日 14時) (レス) id: 816d578c54 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユピテル | 作成日時：2017年10月7日 16時
