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貴方side
だからそれ以来、私は徹の試合では顔を見せないようにしている
徹は絶対にこの事を気にしてない。
だって大会があるごとに私を誘ってくれるし、なんで顔を見せないのか疑問に思っているから。
それじゃあ別に気にする必要ないんじゃないかってみんなは思うかもしれない
でも何かあってからじゃ遅いんだ
1番近くで支えてきたからこそ、私のせいで徹が崩れるのは見たくない。
もしも不調になったとしても、徹は優しいから絶対に私を責めない
俺の実力不足だからって笑うかもしれない
でもあんなに頑張ってきた徹には、そんなこと言わせたくない。
小学生の時に言われた言葉を今もずっと覚えていて、それを気にしているだなんて自分はどれだけ徹が大好きなんだ、とつくづく思う
でもそれだけ私は本気なの
足音が聞こえてきてはっと我にかえった
この場にいたら出くわす可能性が十分ある
いつもの、人気の少ない自販機のところへ向かう
もちろん徹は何回か通ったことがあったけれどいつも一と話しながら歩いてるから声ですぐ分かって隣のトイレに逃げ込むことができる
そうして何度もやり過ごした
自販機のそばのソファに座って一息つく
そういえば急いでたから差し入れ買ってないな
どうしよう、コンビニに行って買ってくるべき?
でも近くにあったっけ…
ぼんやりと考えていれば視線を感じてそちらを向く
センター分けの男の子だった
青葉城西のジャージを着ている
口を開けた彼の第一声は予想もできない言葉だった
「及川さんに活を入れてください」
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昨日感謝を伝えようと思ったのですが、更新した話がどれも制限字数ギリギリだったので出来ませんでした
今日言わせてください
赤いお星様がつきました。500人もの読者様がいるだなんて本当に幸せです。ありがとうございます
こんなにも楽しみにしてくださる方がいると、読者様のご期待に添えられているかどうか不安で仕方ありません
もうしばらく見守ってくださると嬉しいです
これからもよろしくお願いします
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飛鳥(プロフ) - めちゃくちゃ面白かったしきゅんきゅんしました!更新頑張ってください!!応援してます! (2020年4月24日 1時) (レス) id: a4e38dcdda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りあ x他1人 | 作成日時:2020年3月10日 21時