及川徹の心の支え【及川徹】

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＿＿＿＿＿＿＿＿no side



「及川ァ！テメェ俺の数Bの教科書勝手に持ってっただろ！」







「やだな岩ちゃん、根拠もなく及川さんを犯人にしないでくれる？」







「机の中見えてんだよ！」







「へんたい！」







無言で頭を叩く岩泉の目が本気だ







「クソ及川、もういっぺん言ったら次はねぇからな」







「ごめんごめん」







あはっと舌を出してふざけた顔をすれば、岩泉が青筋立てたのでとりあえず退散







自分から喧嘩ふっかけて顔面蒼白で逃走する主将と鬼の形相で追いかける副主将を見送る取り残された花巻と松川







「なーなー松川さんよ」







「なんだね花巻くん」







「ウチの主将ってメンタル強いよな。岩泉にどんだけ悪口言われても動じないし、むしろ喧嘩売ってるじゃん」







「出会った時からあんなんなのかな」







「そうなんじゃね？」

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