海と大地のまんなかに ページ3
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ある日の朝、
そろそろ教室にも人が増え始めた頃先生が来たのと同時に四人の見知らぬ男女が入ってくる。
制服も違う。
あの制服には見覚えがあった。
波路中学校の制服だ。
「えーっと、波路中学が廃校になって美濱中学と統合
されることになったんだけど、まぁ君たちなら仲良くできるよね。
さぁ、挨拶してちょうだい。」
「あ、はい!比良平ちさきです。地上の生活に早くな慣れることができたらいいなって思ってます。よろしくお願いします」
「伊佐木要です。どうも」
「なんか!魚臭くね?
やっぱ海の奴らダセェよなぁ」
どこからか静かな笑い声が漂う。辺りを見れば口を抑える者が多数。
「あーあ!くせぇくせぇ。
先島光。地上のヤツらは豚くせぇっすねぇ。
よろしくプギぃ!!」
転校生の一人の男の子が煽り倒したことに隣の小柄な女の子が「ひーくん!」と制止した。
「あ?まなかもかましてやれよ」
「か、かますって…できないよそんなの!」
「ちょっと光!」
と、また今度はサイドテールが特徴の女の子が“ひーくん”とやらを庇っていた。
「も、もうひぃくんとは喋らないよっ!」
「上等っ」
「なにあれ喧嘩?」
ただ間違いないのは、この出来事が悪評を広めたということだった。
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あかね(プロフ) - 続きまってます!! (12月26日 18時) (レス) id: 247b37eb4d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:綾鷹 | 作成日時:2023年8月4日 15時