検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:1,230 hit

海と大地のまんなかに ページ3

ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
ある日の朝、(みさき)Aはいつものように早めに学校に着いて、教室の窓を開けていた。

そろそろ教室にも人が増え始めた頃先生が来たのと同時に四人の見知らぬ男女が入ってくる。
制服も違う。

あの制服には見覚えがあった。
波路中学校の制服だ。


「えーっと、波路中学が廃校になって美濱中学と統合
されることになったんだけど、まぁ君たちなら仲良くできるよね。
さぁ、挨拶してちょうだい。」


「あ、はい!比良平ちさきです。地上の生活に早くな慣れることができたらいいなって思ってます。よろしくお願いします」


「伊佐木要です。どうも」

「なんか!魚臭くね?
やっぱ海の奴らダセェよなぁ」

どこからか静かな笑い声が漂う。辺りを見れば口を抑える者が多数。


「あーあ!くせぇくせぇ。
先島光。地上のヤツらは豚くせぇっすねぇ。
よろしくプギぃ!!」

転校生の一人の男の子が煽り倒したことに隣の小柄な女の子が「ひーくん!」と制止した。


「あ?まなかもかましてやれよ」

「か、かますって…できないよそんなの!」

「ちょっと光!」

と、また今度はサイドテールが特徴の女の子が“ひーくん”とやらを庇っていた。

「も、もうひぃくんとは喋らないよっ!」

「上等っ」



「なにあれ喧嘩?」

ただ間違いないのは、この出来事が悪評を広めたということだった。


︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎ ︎

海と大地のまんなかに→←登場人物



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (13 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
24人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あかね(プロフ) - 続きまってます!! (12月26日 18時) (レス) id: 247b37eb4d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:綾鷹 | 作成日時:2023年8月4日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。