運命？それとも奇跡？ (ページ3)

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･不安ページ3

貴方side

元気良く実家を出たはいいものの、もちろん不安がない訳ではない。

昔の私はこんなに明るくもなかったし、家族以外にはほとんど口を開くこともないくらい。

と言っても中学校までは友達もそれなりにいたし、恋愛だってした事あるし、ごく普通に過ごしていた。

変わったのは高校生に入ってから。

今では思い出さないようにはしているが、やはり記憶には残るもので、、、。

女「なんであんたみたいな奴が梅原くんと仲がいい訳？」

貴方「いや、ただ趣味が似てて話してるだけで
、、、」

女「ふぅん、、、趣味とかそんなんどうでもいいけど、あんたがいつも梅原くんと話してるせいでちっとも梅原くんと会話出来ないんだけど？」

貴方「ご、ごめんなさい、、、。」

梅原「おい、Aが謝らなくていいだろ。」

女「梅原くん、、、でもっ！」

梅原「俺がAと話したいから話してるの悪い？」

女「…ふん。」

貴方「梅ちゃん、、、。」

この時から私はいじめに合い、いつも助けてくれていたのが梅ちゃんこと梅原裕一郎くん。

梅ちゃんとは入学式から仲良くなり休み時間やお昼も一緒にいる事が多かった。

梅ちゃんがいたからいじめにも耐えてたし、いじめて来た人も梅ちゃんの事が好きな人達だけで、それ以外の人は普通に接してくれていた。

でも夏休みに入って事件が起きた。