[刀剣乱舞]お助け審神者参上

23話目 ページ24

「燭台切さん、今日のおやつも美味しかったよ！」
「それはよかった！」
「燭台切の旦那今度は苺大福が食べたい」
「オッケー 任せてよ」


おやつ談義に花を咲かせる短刀達と燭台切の様子を穏やかな目で見つめている未来

ぐー


「ちょっと薬研お腹鳴ってるよー」
「俺じゃないぞ？ 燭台切の旦那じゃないか？」
「僕も違うよというか皆おやつ食べた所だしお腹は空いてないんじゃないかなぁ」
「確かにそうだね」


じゃあ誰のお腹の音だろうと頭を抱えかけたその時だった


「あの、先程からお腹の辺りから音がするのですがこの音は何なのでしょうか」


ぐーともう一度お腹を鳴らしながら未来が話しかけてきた
今までお腹が空いたなんて一度も言ってこなかった未来の遠回しなお腹が空いた発言に目を丸くする３人


「大将お腹が減ってるのか？」
「お腹が減る？ そうかもしれません」
「じゃあ……はい今日のおやつのみたらし団子食べる？」
「でも待って主さんは食べ物を食べたら壊れちゃうんじゃ」
「そうですね ですが…んー」


少しだけ考えてからポンと手を打ち未来はこう言った


「なら一口だけにします もし僕が動かなくなったらこんのすけを呼んでください」
「お、分かったぜ大将」
「では、いただきます」


はむ、と一口みたらし団子を口にする未来
もぐもぐと咀嚼しごくんと飲み込んだ
その様子をはらはらした様子で見守る３人


「あ、僕この味好きです」
「主、大丈夫かい？」
「ええ、なんともないですよ」
「よかったー！」


それから無事にみたらし団子を完食し更にその日は晩御飯も完食するという事が起こった





その日から未来は霊力と神気だけでは足りなくなったのかはたまた不具合でも起こっているのかちょくちょく普通の人間と同じ食事をとるようになった

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