[刀剣乱舞]お助け審神者参上

19話目 ページ20

「ついたー！」
「これは見事だな」


目の前に広がる満開の桜を見て皆さん喜んでくれているみたいです
ビニールシートを引いてお昼ごはんの準備をしましょうか


「あ、主様、僕も手伝います」
「五虎退、ありがとうございます。ではビニールシートの端を持ってください」
「はい」
「せーのっ」


掛け声に合わせてビニールシートを広げる
なんせ人数が多いのでビニールシートが大きい
1人で引くのは大変そうだと思ってましたけど五虎退のおかげで早くすみそうです


「五虎退、ありがとうございます。皆さんビニールシート引けましたよー」
「そうかそうかでは上がらせてもらうぞ」
「あ、鶴丸滑り込まないでくださいよ？」
「何故わかった！？」
「僕は学習機能が付いていますからね！ 行動パターンも学習済みです！」
「そうかこれは一本取られたな」

グー

「主さんボクお腹空いちゃった」
「そうだねもうそろそろお昼の時間だ」
「お弁当も用意してますよー！」


パカと蓋をあける
深夜2時から朝の5時半まで掛かった力作です！
さて、皆さんは何と言うのでしょうか？


「うわー すごい！ これ全部主さんが作ったの？」
「へーウインナーがタコになってる可愛いじゃん」
「うん、僕も教えた甲斐があるよ」


どうやら評判は上々の様です！
良かったぁ また前みたいに砂糖と塩を間違えるなんてミスは犯していない様です


「大将が食べられないのが残念だな」
「何度も言いますが僕はロボットなので飲食できなくて普通なのです。お気遣いなく」
「もし食べたらどうなるんだ？」
「壊れますね」
「そんな・・・主様が動かなくなるなんて嫌です」
「食べなければ大丈夫ですよ、五虎退」
「そうですね」
「それに僕は皆さんが美味しいって食べてくれるだけで十分です」


美味しいという感覚が分からないのが少し残念ですが皆さんが嬉しそうなのでそれだけで僕は幸せです

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