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11話目 ページ12

「えーと、加州一旦他の人の手入れしに行きますね?」
「もうちょっと一緒に居たいけど仕方ないなぁ」
「ありがとうございます」


ペコッとお辞儀をしてから次の人の所へ向かう
加州が僕を主と認めてくれて嬉しいけど他の人はそう簡単にはいかないんでしょうね


「・・・」
「手入れしますねー?」
「・・・」
「あの、刀仕舞って下さい手入れが出来ません」


やっぱり簡単にはいきませんね
僕の首に刀を当てる三日月宗近
まあ、ロボットなんでそう易々と斬られたりしませんけどね
どちらかと言うとハンマーか何かで殴られた方がダメージは大きいです


「仕舞う気が無いんでしたらこのまま手入れしますね」
「未来といったか」
「はい、僕の名前は未来です」
「俺はまだ手入れされてやる気はないぞ」
「三日月の意思は今は無視します 手入れしないと傷が化膿して大変な事になりますので」
「俺はお前に手入れされる位なら折れた方がマシだ人間など信用できん」
「ですから僕は人間ではありません! ロボットです! 絡繰人形の様な物です!」
「先程も言っていたがそれはお前が言っているだけの事信用できぬな」

ガシャン


無言でなんの前触れもなく腕を外す
そしてその腕を三日月に渡す


「手品だと言われるのは嫌ですからどうぞ納得いくまで調べて下さい」
「なら遠慮なく」


ガキンッ!


三日月が振り下ろした刀が僕の腕にぶつかりそうになったのをギリギリの所でもう片方の手で受け止める
僕の腕はちょっとやそっとじゃ斬れない
その硬度に三日月のボロボロの刀を振り下ろしたら折れる可能性があったからだ
目を丸くする三日月に緩く微笑んで見せる
僕はこの本丸を立て直し守る為に来た誰も折らせはしない

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類々(プロフ) - Monkeysさん» お褒めの言葉ありがとうございます! 嬉しいです! うわわ、脱字に気づいてませんでした! ご指摘ありがとうございます (2018年7月29日 11時) (レス) id: 3ff55c9428 (このIDを非表示/違反報告)
Monkeys(プロフ) - 面白いです!個人的に好きです!! 一つだけ訂正があって「メンテナス」じゃなくて「メンテナンス」です! (2018年7月29日 5時) (携帯から) (レス) id: ef997e66b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:類々 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2017年1月1日 2時

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