[刀剣乱舞]お助け審神者参上

1話目 ページ2

「今、何と言いましたか？」
「未来、お前にブラック本丸を立て直してもらうことになった」
「本当ですか？」
「ああ、お前はもう十分に成長したし大丈夫だろう」


成長、僕は確かにここで成長出来たのかもしれません
けれど、僕はここ以外の場所を知らない
正確にはここにいる人に教えてもらったり本や映像で見た知識しかない
そんな僕がいきなりブラック本丸に行っても大丈夫なんでしょうか？


「あの、僕が行っても大丈夫なんでしょうか」
「ああ、むしろお前にしか出来ない」
「本当ですか！」
「そうだ、荷物はもう送ってあるから・・・ってもう行ったのか」
「あ、あの！」
「なんだ、ビックリさせないでくれ」
「今までありがとうございました」


ぺこりとお辞儀をすると驚いた顔になる僕を育ててくれた人
僕間違えてしまったんでしょうか？
親元を離れる時はお礼をすると僕の知識にあるのですが・・・


「何か間違えていますか？」
「いいや、合っているよ 体に気をつけて」
「はい！」


ニコニコと嬉しそうに僕を見送ってくれます
僕は少し寂しいですが笑顔で手を振ります
絶対にブラック本丸を立て直して無事に戻って来るという決意を胸にゲートをくぐります

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