13話目 ページ14
「あの、三日月、加州」
「何？」
「どうかしたか？ 主」
「離れてくれませんか？ 他の人の手入れが出来ません」
僕がそう言うと露骨に不機嫌そうな表情になる2人
んー、どうしましょうか
「2人とも、他の人の手入れが終わったらくっついてもいいですからとりあえず離れてください」
「本当に手入れが終わったらくっついてもいいの？」
「はい」
「それならまあ良しとするか」
「そうだね」
約束だからねと念押ししてから離れる2人
はいと返事をしてから次の人の手入れに取り掛かる
「手入れしますね？ 痛かったらちゃんと言ってくださいね」
「ボクはいいよ」
「何故ですか？ 乱も怪我してるじゃないですか」
「ボクはいいから！ 一兄達を助けてよ！」
「・・・分析完了しました 直ちに現場へ向かいます」
「え？」
体内に蓄積されている霊力と神気を使い時間を遡る
おそらく一兄こと一期達は無理な進軍をさせられているといった所でしょう
間に合うかどうか、いえ絶対に間に合わせてみせます
僕はその為につくられたのですから
「一期 大丈夫か」
「鶴丸殿、ええ、大丈夫です」
無理やり笑ってみせるがもう限界だった
ろくに手入れもされず何度も何度も進軍させられ身も心もボロボロだった
「はは、これじゃ格好つかないなぁ」
「そうだな、こんな驚きは求めてない」
目の前に突如として現れたのは時間遡行軍ではなく検非違使、それも大勢だった
たったの3人でそれもよくて中傷悪くて重症の状態で何ができると諦め目を閉じたその時
「伏せてください！」
聞いたことのない声が響いた
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類々(プロフ) - Monkeysさん» お褒めの言葉ありがとうございます！ 嬉しいです！ うわわ、脱字に気づいてませんでした！ ご指摘ありがとうございます (2018年7月29日 11時) (
レス) id: 3ff55c9428 (このIDを非表示/違反報告)
Monkeys(プロフ) - 面白いです！個人的に好きです！！
一つだけ訂正があって「メンテナス」じゃなくて「メンテナンス」です！ (2018年7月29日 5時) (携帯から) (レス) id: ef997e66b8 (このIDを非表示/違反報告)
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