7話目 ページ7
「あの、変じゃないですか?」
おずおずとそう聞いてくるおぎのくん
変どころかめちゃくちゃ似合ってるし可愛いし控えめに言って天使とは正にこの事なんだろうなぁと思ったけど、そのまま伝えるとおそらく引かれるから抑えて……
「全然変じゃないよ、むしろ私より着こなしてると思う」
「え、そんなことないと思いますけど……」
「ほんと、ほんと」
「そ、そうですかね?」
「うん」
こくこくと力強く首を縦に振って肯定するに留めておいた
それでもおぎのくんはそんなに首振らなくても……と言っていたけど
まあ、気にしないでおこう、今はそう、私とおぎのくんの腹の虫をなんとかする方が先だ
「おぎのくん、これ、玉子ふわとろなのとしっかり目に焼いたやつどっちが好き?」
「わぁ、どっちも美味しそうですね」
おぎのくんにオムライスを見せると目をキラキラとさせて褒めてくれた
めちゃくちゃ可愛いしなんかもう既に作った甲斐があったなーと思ってる
「あ、どっちがいいか、ですよね?」
「そうそう、私はどっちも食べられるからおぎのくん好きな方選んで」
「えっと、すみません……どっちが好きだったのかも分かんなくて……」
「そっか、なら半分こして食べよう!」
困ったような表情になったおぎのくんにすかさずそう提案すれば少し申し訳なさそうにだけどありがとうございますと言って笑ってくれた
「よし、そうと決まれば早速食べようか!」
「はい」
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類々(プロフ) - ぶんこさん» こちらこそ、お気に入り登録ありがとうございます! そう言ってもらえると励みになります。更新頑張ります! (2021年9月10日 21時) (レス) id: 3ff55c9428 (このIDを非表示/違反報告)
ぶんこ(プロフ) - イベントへのご参加有難う御座います!実は私あまりオリジナル系見ないゆですけどめっちゃ面白いです!続きが気になってお気に入り登録しちゃいましたw 記憶力系好きなんですよ!(聞いてない)更新大変だと思いますが頑張ってください! (2021年9月10日 21時) (レス) id: 2f2b1644d2 (このIDを非表示/違反報告)
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