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｢Aおはよう〜！｣
｢おはよう杏子ちゃん…｣
｢え、朝から元気ないけど…どうしたの？｣
あれからクラスの人が登校してきて
私達の指相撲対決は幕を閉じた。
友人の深山 杏子ちゃんに心配されると
私はゆっくりと朝の出来事を話す事にした。
｢内村君にまた勝負された…｣
｢あちゃー⋯またか⋯しかも朝から⋯
内村⋯Aと勝負するの好きね〜｣
そして話すと杏子ちゃんは
私の頭を優しく撫でてくれた。
｢どうせ負けたんでしょ？｣
｢うん…｣
だって…
*
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*
"この勝負で勝ったら…
俺達、付き合っちゃおっか？"
*
*
*
*
*
…なんて言われたら絶対負けるに決まってる。
｢本当…内村君って意地悪だ…｣
あの後…指相撲に勝った内村君は
本気で読み聞かせをしようとしたので
全力でお断りを入れて飲み物を奢ってあげました。
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作者名：水瀬 | 作成日時：2023年10月12日 2時
