今日:2 hit、昨日:28 hit、合計:13,822 hit
小｜中｜大
＊3 ページ4
｢指相撲って向かい合わせでやる遊びじゃなかったけ？｣
｢え、そうなの？｣
｢俺、そんな遊び知らないから…
Aさんこれでやろう〜？｣
内村君に言われて仕方なくこれでやる事にした。
てか内村君…！さっきルール言ってた時に指相撲って
同じ利き手じゃないと出来ないから…！と心の中で
突っ込み右手を内村君に差し出した。
｢また癖のある体制でやる事になってしまった…｣
｢Aさん右手だね！じゃあ俺は左手〜｣
そう言って内村君は左手を出したが…
どうやっても親指が合わせられない。
｢あ、ごめん…利き手じゃないとできなかったね！｣
ようやく心の中で突っ込んだ意味を分かってくれた
内村君は右手を出して4本の指を握りしめる。
｢何…この体制｣
今、この状況を分かりやすく説明すると…
私達は指相撲する前に普通なら向かい合わせの
体制で勝負をするのだが…
｢Aさん準備はいい？｣
｢…うん｣
何故か内村君の隣にくっつき(強制)
さらには私の背中に腕を回して私の腕に
内村君の手が添えられていた。
｢これ外から見たら…ただのカップル…！｣
｢じゃあ始めよ！よーいドン！｣
内村君の声の合図と共に指相撲がスタートした。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 310人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：水瀬 | 作成日時：2023年10月12日 2時
