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ーー
ーーー⋯
何事もなく着々と進み…
｢終わった〜！｣
ミジンコのスケッチが終わった。
周りの皆を見てみると…まだやっている人が多く
終わったのが私と内村君だけだった。
｢終わったね〜｣
｢うん…｣
周りが終わるまでやる事がなくなってしまったので
私はその間何かしようと考えていた時に…
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｢…Aさん今から"絵しりとり"しようよ｣
｢え｣
え、絵しりとり...？普通のしりとりじゃなくて？
｢本当はしりとりでも良かったんだけど…
スケッチをしてみて絵しりとりやってみたら
面白いかな〜って思って…！｣
そう言いながら内村君はルーズリーフを取り出し
絵を描き始め私に渡してきた。
｢はい！次はAさん！｣
｢…｣
これ強制なの…？もうこれはやるしかないと思った私は
渡された紙を手に取り絵しりとりをやる事にした。
｢とりあえず…まず最初は普通にリンゴ描こうかな？｣
シャーペンでゆっくりとリンゴを描いてから
次は内村君の番になり絵を描き始めた。
｢…｣
｢…｣
指相撲の時もそうだったけど…相変わらず私との距離が
近くて普通に内村君の左手が私の腰に回っていて
お腹の上に手が乗っている。
｢はい！｣
｢あ、次…私か…｣
私はとにかく気にしたら内村君の思うだ壺と思い
シャーペンを握り描き始めていく…
トントン拍子で絵しりとりは進んでいき…
｢はい｣
｢…え、この鳥？カラス…？｣
内村君の番になり見てみると顔を歪ませながら
ボソリと言って悩んでいた。
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作者名：水瀬 | 作成日時：2023年10月12日 2時
