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＊9 杏子side ページ16
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｢あ、え、あの…｣
こういうのに慣れていないAは
かなり顔を赤くしているのが想像できる。
｢赤くなって可愛いね？｣
私の予想通りAは顔を真っ赤にしており
ニコニコしながら内村は握っていた右手を
ゆっくりと左側へと傾けていった…
｢あ…｣
｢Aさん負けちゃったねぇ〜
明日までに考えてくるね？｣
そう言って内村は立ち上がって机に置いてある
バックを手に取り私達のいる場所へと歩いた。
｢湧帰ろ〜！｣
｢あぁ…深山じゃあな｣
｢あ、じゃあね｣
｢深山さんバイバイ〜｣
そして元木と内村はその場を後にした…
｢あ、杏子ちゃん…｣
｢…A、私達も帰ろっか｣
｢う、うん…｣
その場に残された私達も急いで
帰る支度をし教室を後にした。
翌日…内村は本気で読み聞かせをしようとするが
Aに全力で止められてしまった。
結局…2人でお昼一緒に食べたいと言われてしまい
私のお昼相手は元木になったのは言うまでもない…
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作者名：水瀬 | 作成日時：2023年10月12日 2時
