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＊6 杏子side ページ13
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｢お前…凄い急いでたっぽいけど大丈夫？｣
｢…あ｣
Aが教室で待っているから
急いで行かなきゃだと思って
自然と足が早くなっていた。
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｢…って言っても俺も颯太を待たせてるけどな｣
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｢…｣
笑いながら言う元木の姿に私はまさかと思い
元木を置いて急いで教室へと向かうと…
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｢うぐぐ〜⋯！！｣
｢Aさん頑張れ〜！｣
予想通り…Aが両手で一生懸命
やっているのと内村が使っていない
左手を顔に添え肘を机につきながら
余裕に腕相撲をしていた。
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作者名：水瀬 | 作成日時：2023年10月12日 2時
