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｢うぐぐ〜⋯！！｣
｢Aさん頑張れ〜！｣
使っていない左手を机に肘つきながら
内村君は私の反応を見て楽しんでいた。
｢やっぱり、さっきの根に持ってるよね…！？｣
｢ん〜なんの事？｣
ニコニコしながら内村君はとぼけていて
私は一生懸命やっている内に教室のスピーカーから
音楽が流れ始め、それを聞いて下校時刻だと分かった。
『下校時間になりました。校内に残っている
生徒は速やかに下校してください』
｢あ、下校時間…！｣
スピーカーから放送委員の生徒らしき
声が聞こえ全く傾かないこの腕相撲は
終わりなのかな？と思っていると…
｢Aさん…｣
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作者名：水瀬 | 作成日時：2023年10月12日 2時
