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｢そういえば今日は早いんだね！｣
｢うん、ちょっと今日は早く着いちゃって…｣
｢そうなんだ〜珍しい〜！｣
ニコニコしながら内村君は隣の席に座った。
彼とは席が隣同士で、しかも驚く事に
過去に2回ほど席替えをしているが…
結果は2回中2回…席が隣同士になるという
見事な座席運を私は持っていた。
けどこれは別の意味で最悪で…
その理由はこの後明らかになる。
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｢ねぇ、Aさん！ゆ…｣
｢やらないよ｣
｢なんで…｣
私が本を読んでいると内村君に話しかけられ
読みながら聞こうとするが話の流れ的に
何となく察したのか言う前に断った。
もちろん内村君の声から、しょぼくれているのは
目に見えている。けど、私は本に没頭する。
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作者名：水瀬 | 作成日時：2023年10月12日 2時
