39. 朝 ページ39
.
.
大会から１週間、練習はお休み。
打ち上げの次の日もテニス部は幸村宅で騒ぎまくっていた。
なんと運のいいことに両親と妹は旅行でいないという。
朝練で鬼のように早く起きている私はその癖が付き、5時には自然に起きるようになった。
そのため、目を覚ましても誰も起きていないのだ。
結局奴らも中学生男子。しかも異常な運動量。
爆睡するのも無理はない。
目を覚まし、おもむろに立ち上がると
ここが自分の部屋ではないことにやっと気付いた。
(そっか、幸村の家でお泊まり…)
それでノリで幸村と隣で寝たってやつか。
ふと幸村の方に視線を移すと
まあまあ、とってもお綺麗な顔をしていたよ。
真っ白な肌に長い睫毛ね。
はあああああああああ 私にくれや。
若干殴りたい衝動に駆られたがそれを深呼吸で抑える。
あ、どうもこんにちは。鼻息荒い君です。
「っ…よし、朝ごはんの準備やぞ〜」
ちなみに、私趣味は料理なんです。
料理できてサポートできる普通の女子。
これもう嫁に行くしかないですよね、ﾊｯ！！！
幸村の部屋から静かに抜け出し、
声一つたってない階段を降りる。
「おはよう、平野。」
「…うわああああああああああああああああああああああああ！！！！！！！！！！！！！
……なんだ真田か。」
そうだった、こいつの思考回路ジジイだったんだ。
忘れてた。
真田にムカついて軽く叩くと真田はきょとんとした顔をした。
「……」
そんな可愛くもない真田(ごめん)に舌打ちを残してリビングへと入っていった。
.
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 71人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「テニスの王子様」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
桜田 しおり(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！他の作品も更新中ですので、ぜひそちらの方も、、 (2018年10月23日 23時) (
レス) id: ef32a79d1d (このIDを非表示/違反報告)
雫 - 更新頑張ってください！ (2018年4月13日 23時) (レス) id: d90be8f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：桜田 しおり | 作成日時：2017年7月15日 23時
