27. 惚れた ページ27
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全国大会トーナメントを決めるための抽選会に
真田と柳と私で行ってきた。
マネージャーが入るのはおかしいから、と言って私は外に放り出された。
多少暇な時間ができたため、そこらへんのカフェで時間を潰そうとあたりを散策していた。
(ん？)
見覚えのある茶髪に身長
若干なで肩で細身な体。
(まさか、！！)
「ふーーーーーじさん！！」
「…、あぁ立海のマネージャーさん？」
「どうもどうも ！」
ジャージでも制服でもなく、私服。
淡い青色のカーディガンの様なものを羽織って中は真っ白なTシャツ。それにネックレス。
「…想像と違う。」
「ふっ、今日はちょっと気分を変えてみたかったんだよね。」
ふっ、と笑う不二周助は何かかっこよく見えて頭がクラクラした。
「マネージャーさんは何をしているの？」
「あぁ、まぁ付き添いみたいな感じで。暇だったからカフェに入っただけ。」
ふーん、と不二周助は少し間を開けると
私の手を軽く握った。
ちょ、そのテンポについていけないっす！！！！
「じゃあ僕の相手してくれるかい？」
そう言って私が好きな甘い飲み物を爽やかに素早く買って、ソファの席へと私を連れて行く。
生クリームがかかってる飲み物。
未知の世界だ。
ゴクリ、と思い切って飲んでみると
口の中に私の好みの味が広がった。
「…どう？」
お前が作ったわけでもないのに味を聞いてくる。
…まぁ妥協してやろう。
「すごい、美味い…」
「好きそうだもんね、こーゆーの。」
ふふっと笑って
不二周助はブラックコーヒーを啜った。
「あ！！！！値段教えて！払わなきゃ！！！！」
「いいんだよ、…僕が君に買ってあげたかったんだから。」
不二周助に想わず心がときめいた。
「不二くん。惚れました！！！！！！！」
「ありがとう？？」
貴方に惚れました！！！！！！！！(財力に)
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桜田 しおり(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！他の作品も更新中ですので、ぜひそちらの方も、、 (2018年10月23日 23時) (
レス) id: ef32a79d1d (このIDを非表示/違反報告)
雫 - 更新頑張ってください！ (2018年4月13日 23時) (レス) id: d90be8f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜田 しおり | 作成日時：2017年7月15日 23時
