26. 豚 ページ26
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「さいっあく……」
平野A
多分今世紀一番のピンチだと思います。
「平野、どうし」
「来んな真田ぁああぁぁ！！！！！！！！！！」
「え、A先輩どうしたんすか？？」
「ふざけ！！！！おいこら！！！！来んな！！！！！！」
来んなって言われたら普通来ないよね？？
なんで当たり前かのように更衣室のドアを開けるの？？
ぷに、と少しズボンの上にのったお腹。
そう、私5�疎世蠅泙靴拭�
「……ぇ」
「おい、てめぇ。こんな体型見たことないみたいな目で見てんじゃねぇぞ。いくら赤也でもお前しばくよ？」
見られた瞬間にお腹を隠す。
そして赤也の方に詰め寄り胸倉を掴んで上下に揺らす。
女子の体型見んじゃねぇよ！！！！！！！ってね。
「Aせんぱ…っ、おちつ！！！」
「てめえ！！！！！！」
もう許さない。私の体型を見たやつは潰す。
「俺、ちょっと太ってる方が好きっスよ！！！！！！！！！！！」
「そんな事大声で言うんじゃねぇよ！！！！！！！！！！！！！」
パチン、と響き渡った平手打ちの音。
私の荒い鼻息。
赤也の涙目。
「そんなの…褒め言葉になってねぇんだよ！！！！！！お前の好きな体型に成りたいとか思ってもねぇしお前の好きな体型なんてきいてもねぇよ！！！！！！！！！！！○ね！！！！！！！！」
「えっ、ちょ、A先輩落ち着いてくださいよぉ…！！！」
あまりに大声で騒いでいるものだから
部員がどんどん集まってくる。
丸い豚、じゃなくて丸井ブン太なんか
肩揺らしながら爆笑してるし
仁王なんてもう笑いすぎて過呼吸。
真田は若干頬を赤らめてるし
柳なんてもはや真顔。
柳生とジャッカルは苦笑い。
「ふざけんなよ！！！！！！笑ったヤツら今日のスポドリ塩だから！！！！！！！！！！」
思い切り更衣室のドアを閉めて引きこもった。
そんな練習が始まる前の一コマでした。
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桜田 しおり(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！他の作品も更新中ですので、ぜひそちらの方も、、 (2018年10月23日 23時) (
レス) id: ef32a79d1d (このIDを非表示/違反報告)
雫 - 更新頑張ってください！ (2018年4月13日 23時) (レス) id: d90be8f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜田 しおり | 作成日時：2017年7月15日 23時
