25. 越前リョーマ ページ25
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「ちょっと着替えてくる、」
私は暑苦しい制服が脱ぎたくて二階にある部屋に駆け込んだ。
カチャリ、と誰もいない部屋のドアを開けると
女子らしくない部屋が広がる。
人形なんて一つもない。ピンク？あるわけがない。
でもきちんと整頓してるつもり。(ドヤ顔)
スカートのホックを外すとお腹が開放感でいっぱいになる
ジャージを取り出し、それに着替える。
携帯を充電器に繋げ、クローゼットを閉め
鞄から弁当箱と汚れたものを取り出して一階へ降りる。
洗濯機に汚れたものをぶち込んで、キッチンに弁当箱を入れる。
ふとお母さんに視線を向けると
越前リョーマのお母さんと楽しそうに話している。
不意に横に視線をずらすと
越前リョーマが眠たそうに目を擦っていた。
(そうか、まだ中１だもんな。)
そんなに年齢は変わらないのに何故かすごく遠く感じる。
「アンタ早くこっち来なよ。話そ、暇。」
「何だとお前 一応私先輩だぞ？せ ん ぱ い 」
「そんなの知らない。」
やっぱムカつくなこの生意気坊主！！！！！！！
仕方なく越前リョーマの前の席に座ってコップいっぱいにコーラを注ぐ。
あ、越前リョーマにあげると思ってる？
ざんねーーーーん！！！自分用でぇす！！！！！！！
「コーラじゃん、もらいっ、」
「いや、は？」
瞬時に私の手元からなくなったコーラ。
いやまってなんでえ、ちょ？？？？？？？？？？？？
「私のコーラ！！！！！！！！！てめえ！！！！！！」
「何うるさいな。コーラくらいいいでしょ、アンタのデブ生活を阻止してあげたんだから、まず感謝でしょ。」
「てめえ！！！！！！！！許さねえ！、！！！！！！！！」
ああ、眠たそうにしてる越前リョーマを
少しだけ可愛いとか思ったあの瞬間の自分を東京湾に沈めたくなった。
「ところでさ、アンタ。」
「コーラよこせこのやろ！！！！！」
「A」
「気安く呼ぶんじゃねぇぞこら！！！！！！！！！！！！！！！…で何。」
我ながら切り替え早いと思う。
一度キレて一瞬にして戻るってもはや天才だよね。
「マネージャー何でやってるの？」
越前リョーマの言葉に動きが止まる。
あ、確かに。何でやってるんだろう。
「いやわからん。」
「はぁ？ホントアンタって馬鹿なんだね。」
「あのさほぼ初対面の人の事をディスりすぎじゃない？？」
越前リョーマ！！！お前とは気が合わねぇ！！！！！
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桜田 しおり(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！他の作品も更新中ですので、ぜひそちらの方も、、 (2018年10月23日 23時) (
レス) id: ef32a79d1d (このIDを非表示/違反報告)
雫 - 更新頑張ってください！ (2018年4月13日 23時) (レス) id: d90be8f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜田 しおり | 作成日時：2017年7月15日 23時
