21. 遊び ページ21
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「平野、どういう事だ。」
「すみません柳先輩。アイス奢るので、」
「そういう問題ではない。何故正体が青学にバレているんだ。」
そんなのこっちが聞きてぇよ！！！！！！
何ベンチに女子がいちゃダメなんてルールありましたっけ？？？？？青学は立海のベンチ見すぎなんだよこの変態おやじ！！！！！！
偵察が終わって学校に帰る頃には練習は終わっていて、バレないように帰ろうとした時に柳に捕まったのだ。
そして、部棟の裏で怒られる始末。
「偵察はしてきたんだろうな？」
「は、はひっ…！！！！！」
「…その様子じゃしてないな。」
本当にごめんなさい。
柳が溜息をつくときは本気で呆れてるとき。
もう怒る以上の感情に至ったのかもしれない。
「私偵察とか初めてだし！！！！なんでいかせたわけ？？？？？？？ムカつく柳！！！！！柳なんて天に召されろ！！！！！！」
逆ギレしてやろう、と思い身長の高い柳の胸倉掴んで大きく揺らした。
何で、顔変わんねぇんだよ！！！！！！！！
「落ち着け平野。理由はちゃんとあるんだ。」
「何早く言って。」
「お前を行かせたのは本当にバレないと思ったからだ。青学のベンチから立海のベンチなど遠くてさほど見えないはず。なのに青学の奴らはお前の事を知っていた。」
「一息で話すなコラ。」
「…どういう意味か、わかるか？」
「は？」
いや逆にこれでわかった奴いたら凄くね？
そいつ今から天才って呼びに行くよ？
ザ、と足音が聞こえた。
「立海を支えている真の柱は先輩だ、って青学は思ってるって事ッスよ。」
ワカメ頭の生意気坊主。
お前わかったのか。
「おお、天才…」
わかった奴をこれから天才って呼ばなきゃいけなくなりました。
私はこれから切原赤也の事を天才と呼びます。
……いや無理。
顔を横にブンブンと振っていると、柳と赤也に「うわ…」という目で見られた。
「青学はお前に興味を持ったのかもしれないな。」
「いや何その少女漫画。やめてくれる？？？」
「それ以外ないっスよ！！！！」
「………お前らな……」
柳と赤也の前で「ばーーーか！！！！」と大声で叫んでから部室に鞄を取りに行って即座に帰る準備を始めた。
部室に入ると真田が着替え途中で上裸だった。
別に、何も思わないからスルーなんだけどさ。
「真田お疲れ」
「あぁ、平野もな」
真田と軽く挨拶を交わして部室を出た。
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桜田 しおり(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！他の作品も更新中ですので、ぜひそちらの方も、、 (2018年10月23日 23時) (
レス) id: ef32a79d1d (このIDを非表示/違反報告)
雫 - 更新頑張ってください！ (2018年4月13日 23時) (レス) id: d90be8f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜田 しおり | 作成日時：2017年7月15日 23時
