19. 誰 ページ19
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冷たい目線とはこういう事なのかもしれない。
目の前にいる生意気坊主には
「こいつ頭逝ってるな」っていう目で見られて
他の人たちには「謎」っていう目で見られてる。
なにこのゴキ○リ見るような目。
誠に申し訳ございませんでした。
「アンタ、誰。」
「あえっと、りっ…！！！！」
偵察に来てるのに学校名言っちゃダメだろわたし！！！！！！！
何してるの本当に！！！！！
なんで偵察に行かせたの柳！！！！！！！！！
「こほん。 氷帝学園の女子テニス部の一般部員です。」
「………ふぅん。」
何その
「絶対違うだろ」みたいな目、やめてくれって。
いや確かに違うけど
精神図太いお前らとは違ってガラスのハート何だからな？？？？？？？？？？
「アンタ関東の時、立海のベンチにいたよね。」
なぜお前が立海のベンチを見ているのだ。
ベンチなんて見る必要ねぇぞｵｲｺﾗ。
なんで見てるんだよ！！！！！！！！！！！
脇汗ダラダラ
背中汗ダラダラ
顔汗ダラダラ
腰汗ダラダラ
もうただの汚ぇ奴になってきた。
「いないよ？？？何言ってるのかな？？？？？生意気坊主。」
「は？俺坊主じゃないんだけど。」
「そういう意味じゃねぇぞ、じゃぱにーずおぅけぇい？」
「……アンタムカつくね。」
くっそおおおおお！！！！！！
ムカつくとかいいながら
ニヤニヤしやがって！！！！！！！！！！
「越前、もうその辺にしといたらどうかな。この子、困ってるみたいだし、竜崎先生も怒ってるみたいだし、ね？」
汗ダラダラの肩に触れた手。
瞬時にその手を振りほどいた。
総理大臣でも何でもこの汗ダラダラの肩に触れるやつは許さねぇ(大袈裟)
誰だこの女は、と思って横に視線を移す。
「…あ、ども。」
美少女すぎて なんも言えねええええええええええ！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
「不二先輩…」
「ほら、行ってきな。僕はちょっと休憩。」
「うぃーっす…」
その生意気坊主は去る前に私の顔を見て笑った。
中指を立てたくなる衝動をきちんと抑えて鼻息を荒くしただけで収めた。
(美少女の横で鼻息荒くしちゃったどうしよう)
「あの、マネージャーさん、ですか？」
「…え？」
何言ってんの、という顔で見られる。
だってここ男子テニス部だよね？
なんで女子がいるの？
「僕、男だけど。」
世の中って理不尽だ。
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桜田 しおり(プロフ) - 雫さん» ありがとうございます！他の作品も更新中ですので、ぜひそちらの方も、、 (2018年10月23日 23時) (
レス) id: ef32a79d1d (このIDを非表示/違反報告)
雫 - 更新頑張ってください！ (2018年4月13日 23時) (レス) id: d90be8f0f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜田 しおり | 作成日時：2017年7月15日 23時
