君に届いたメッセージ

９話　屋上で… ページ11

「とりあえず、屋上に行ってみよっ!!」

「そうだな…」


こうして、私たちは屋上へ…

「着いた〜!」

「おいおい、目的は彩に会うことだろ?」

「あ、そうだった!!」


え〜と…彩は…

う〜ん誰もいない。

と思ったら影からひょっこり誰か出てきた。


「あ…A…」

「彩!?雄輝〜彩いた〜!!」

「じゃあ、俺教室にいるわ」

「うん。」


「!!…っ」


「あ、彩待って!!」

「言ったじゃん!!私。彩に会う資格なんて無いって!!」

「何で!?誰かに何か言われたの!?」

「……私」


「私、Aの病気のこと、みんなにまだ言ってないんだ…」

「じゃあ…なんて言ったの?」


「みんなが心配しちゃうでしょ?だから…Aは足を骨折したって…

でも、それが間違いだったみたい。

その後、クラスの女子に…」


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「あんた、Aと仲いいよね??」

「うん。」

「あんた、わざとAに怪我させたんでしょ!!」

「え…それは、違うよ…」

「怪我させたら一緒にいられるものねぇ…」

「だから…それは違うって!!」

「あんたみたいな奴Aの所に行く必要ないから!!

あんたにはそんな資格ないのよっ!!」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「そういわれても、私…Aの所に行き続けた。

そしたら、今度来たら…どうなるか分かってるんでしょうねって…」

「そっか…そうだったんだね……」


じゃあ、彩は私が病気だから来なかった訳じゃないんだ。

クラスの女子に脅されて…


「彩!!これからは来てもいいよ!!

ちゃんと、クラスの女子に言っておくから!!」

「A…ありがとう」


あ…私、大切なこと言ってない…


『余命があと一年だって』

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