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あのあとすぐに帰ってから
“ グクとはもう付き合えない ”
“だから明日から学校も別々に行こう”
グクにそれだけカトクを送って電源を落とした。
一晩中泣いても泣いても涙は枯れなくて泣き続けてたから
朝、鏡で自分の顔を見た時はびっくりした。
いつもより早く起きておいて良かった…
時間になるまで目を冷やしてたからマシにはなったけど、化粧で誤魔化せるまでになったから大丈夫かな。
『ｺﾞﾎｯ…っｺﾞﾎｯ…うー頭痛い…』
風邪も相まって体調も良くないし、ついてないな…
『行ってきます…』
｢あら？今日はジョングクくん来ないの？｣
『…うん、もう来ないと思う』
｢えっ？ちょっとAっ！？｣
お母さんが呼び止める声も無視して外に飛び出した。
良かった、グクいない…今のうちに早く行こう。
グクの姿がなくて安心すべきなのに
会えなくて寂しい気持ちの方が溢れてくる。
JM｢A…？｣
『あっ、ジミンっ』
JM｢何回も呼んだのに…ボーっとしちゃってどうしたの？ジョングクは？｣
不思議そうな顔をしてジミンは自転車を押して私の横に並んだ。
『…グクとはもう一緒にいられないんだ』
JM｢どういうこと？｣
『住む世界が違かったってこと…かな』
私なんかがいくら背伸びして腕を伸ばしたって
絶対に届かない
雲の上の人、みたいなものだから
もうグクと一緒にいる事はできない。
JM｢A、後ろ乗って｣
『え？』
JM｢話しは学校で聞くから早く行こう｣
『う、ん…』
ジミンの後ろに乗ってシャツを掴むと
ちゃんと掴まってて、とお腹に腕を回された。
あっという間に学校に着くと
まだ早いから教室には誰もいなくて静かだった
JM｢で、さっきのどういうこと？｣
『それは…この罰ゲームはもう終わりってこと』
JM｢…罰ゲームじゃなくて、ちゃんと付き合ってたんでしょ？｣
『ちゃんと付き合っちゃダメだったんだよ…』
JM｢え？｣
『罰ゲームのままで…本気になっちゃダメだった』
グクには決まった相手がいて
地位もお金も持ってない私は隣を歩くなんて許されない。
JM｢グクのこと、好きなんでしょ…？｣
『好きだから…離れなきゃ』
もう泣かないって決めたのに、あんなに泣いたのに
溢れた涙が無機質な地面に落ちていった。
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みそ - ドキドキとキュンキュンをくれてありがとうございました！本当に面白かったです！きむななさんの小説、大好きなのでこれからも頑張って下さい！！応援してます！！ (2019年11月1日 1時) (
レス) id: e24f263bf8 (このIDを非表示/違反報告)
りなみな - すっごく面白かったです！！！最後のオチ、私はすごく好きです！！！きむななさんの作品好きなのでこれからも書いてくださると嬉しいです！！！ (2019年10月29日 17時) (レス) id: 582ea50ce6 (このIDを非表示/違反報告)
狐兄弟 凌 - 薔薇の所がめっちゃキュンキュンしたぁー！それにめっちゃ面白かったです(^-^)/ (2019年10月17日 2時) (レス) id: 7d3711d128 (このIDを非表示/違反報告)
美・ジ - 泣けました。はんとに終わり方もすべてがうますぎます。これからもたくさんの作品作ってください！本当に感動とドキドキで心がいっぱいになりました。ありがとう！ (2019年9月10日 23時) (レス) id: 6109de95ba (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんぴょん - 終わり方うまい！キュンキュン止まらなかった！クグ〜サランへ?あぁ〜 \(>з<)/ (2019年7月14日 0時) (レス) id: ecb5fbfd63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きむなな
| 作成日時：2019年5月13日 21時
