恋愛×罰ゲーム〜JK〜

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ピピピピピピピピピ＿＿



7時15分



いつもの様にアラームを止めて


ボケーッとしながら顔を洗い
ボケーッとしながら制服を着て
ボケーッとしながら朝食を食べていると




｢ちょっとA！あんたにお客さんよぉ！｣


『お客ぅ？こんな時間にぃ？』


｢あんなイケメンな彼氏がいるならなんでもっと早く言わないのよぉ〜｣




朝からテンション上がりまくりのお母さんをよそに
まだ起きていない頭を動かす。


イケメンな…彼氏……？


イケメンな………………彼氏………………。





……………………あぁぁあぁあぁああぁぁぁぁぁぁあぁあぁ！！！




もももももしかして！！！






パンを口に咥えたまま玄関にダッシュすると






JK｢お前んち朝から賑やかだな(笑)｣





とか言ってる彼氏さんがいらっしゃいました。






『なななんでここにいんの！？』


JK｢わざわざ迎えに来てやったんだよ｣


『なーんで上から申してるんですか…？』


JK｢天下のチョン様だし｣


『自分で言うなっつーの…』


JK｢いいから早く準備しろ｣





もう！
勝手に来といて何なの！？


昨日の素直で可愛かったグクはどこ行きやがった！






チッ…っと思いながらすぐ準備して玄関に向かうと






｢もうジョングクくんったら上手いんだからぁ〜｣


JK｢本当ですって、とてもお綺麗ですよお母さん。結婚されてなかったら口説いてますよ(笑)｣


｢あらやだぁ〜｣







なんてこった…


お母さんのあんな姿見たくなかったわぁぁ…





『ちょっとグク、あんた人の母親に何言ってんの』


JK｢遅せぇよ、早く行くぞ｣


『人の話を聞け』


JK｢それではお母さん、失礼します｣


｢うちのバカ娘のことよろしくね〜｣


JK｢はい、お任せ下さい｣


『………』






……ダメだこりゃ。



可愛い娘が言った渾身の『行ってきます』も
お母さんはグクにメロメロで私をスルーしやがった…






JK｢お前のお母さん面白い人だな(笑)｣


『あのねぇ、人の母親を口説くのやめてよね』


JK｢なに、嫉妬？｣


『いやいや、普通に母親が口説かれるところなんて見たくないっつーの！』





お父さんが見たら泣いちゃうよ…






『てか、なんでわざわざ天下のチョンジョングク様がお迎えに来てくださったのですか？』


JK｢あぁー…別に意味は無い｣





怪しいぃぃ…

口ごもったし目も逸らしたし



なんか企んでるのか…？




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