先輩とカノジョ。４

◯◯な人 ページ10

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LS「…え？終わり？」


ちょっともー、
あんぐりと口を開けるリサの手から落ちたプリントを拾い上げて座り直す。



LS「スンヨン先輩、それから何か言わなかったの？」


「んー、なんか自分でもなんでそんなイラついてたのかわかんないけど、昨日私と話してたらバカバカしくなったって」



2人でまあいっかって笑って終わっちゃった

そう言って笑うと、

LS「いやいや、全然まあいっかじゃないじゃん！」

「何怒ってんの？」

LS「怒ってるんじゃないけど〜！」

珍しく鼻息荒く興奮するリサをセフンがどうどう、と抑える。





LS「なんなの？スンヨン先輩もしかして自分の気持ちに気づいてないの？やばくない？」

SH「まあまあリサ、Aが大人になっていくのを見守るって言ったじゃん」

LS「だってあの爆モテスンヨン先輩が鈍チンだなんて思わなかったんだもん！」






ヒソヒソ話すリサとセフンを尻目に、渡されたプリントを見つめる。




「ね、イボは何に出たい〜？」



YB「…疲れないやつ」


「もー！またそうやって楽しくないこという！」

SH「そうだよイボー！俺と一緒に目立つの出よう！」

そうしようそうしよう！そう言って盛り上がる私とセフンをみてリサがこれだから脳内小3は……と首を振る。


LS「てか、一種目はうちら全員問答無用で学年対抗リレーでしょ？タイム順で選抜されてんじゃん」



あんまり焼けたくないから練習したくないんだけどな〜
リサが少し面倒くさそうにヒラヒラと拾い上げるプリントには"体育祭希望種目"と書かれてある。




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