先輩とカノジョ。４

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……パァンッッ！


　

　


緩やかに流れる雲の下、乾いたスターターピストルの音が響いた。
　



　
グラウンドには、3年生が50m走を全力で駆け抜けている。


　
　





そして、私の目の前にはー…

　


　




　




　

SY「あー、もう、やばい、めっちゃ笑った、ほんっとやべぇー…！」


　

　





抱腹絶倒、



という文字はこのためにあるんだなあ、と爆笑するヨニちゃん先輩を見下ろす。

　


せっかく栄えある一位を迎えてゴールしたのに、ヨニちゃん先輩ったら何をそんなに笑うことがあるのか！


　
　




　





SY「ムナン妹、めっっっちゃ足はえー！」


　


「だからなんでそこ爆笑？！」


　

いつまでも笑い転げているヨニちゃん先輩に少し不満があるものの、楽しそうだし…ヨシとするか。


　

LS「A！ミノ先生が呼んでるよ！
午前の部の最後の競技、学年対抗だから作戦会議だってさ」

「はーい！じゃあヨニちゃん先輩！学年対抗リレーは負けませんからね！」

SY「おー！絶対負けねー！」

　

　


リサがヨニちゃん先輩をみて、なんであんな爆笑してるの？スンヨン先輩と聞いてきたから、
さっきの50m走みて……と言い終わる前に食い気味に「あーそれは仕方ないわ」と言われた。どいつもこいつもどういう意味だ。


　



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