先輩とカノジョ。４

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「ていうか、デカパンレースってなに？」

　
LS「見たらわかるって！」


　

リサが鼻息荒く女の子たちをかき分けて前に進んで、最前列に躍り出る。





ヨニちゃん先輩どこだろう…と探すやいなや
一際大きい声と笑い声が聞こえてきた。
　



SY「これめっちゃゴワゴワするんですけどー！！！」

MH「ヨニお前本番ちゃんと走れよ？！」

SY「いやもうムリ！もうこの時点でオモロイ、走れない！(笑)」

MH「ちょー、脇腹を掴むなって！(笑)」


　

『ヨニちゃん先輩かわいー！』
『いまのムナン先輩の腹ちらみた？！ヤバー！』


大爆笑するお兄ちゃんとヨニちゃん先輩に、女の子たちから黄色い声援が飛ぶ。
　



LS「はあ、もう、イケメン2人のイチャイチャ…眼福……！」

SH「………」

「…セフンもイボとイチャつけばいーんじゃん？」

YB「おい、俺を巻き込むな」
　
　



私は実の兄が好きな人と抱き合ってるのをみて、微妙な気持ちなんですけど…と思って見ているとゴール地点にいたいーちゃんが飛んできた。
　

ZX「だー！もう！！お前ら2人騒ぐと収集つかなくなるんだから！静かに！！」

SY「だって、いーちゃん、これめっちゃオモロくねぇ？！パンツデカ！！！！なんでこんなデカいの？」

ZX「そういう競技なんだよ、ホラ2人とも大人しくパンツ履きなさい！」




いーちゃんに幼児のような怒られ方をしているヨニちゃん先輩がなんとも可愛くて、
写真に収めたいくらい……

　



SH「いや、リサもAもしっかり実際にスマホに収めてるから！」

YB「真顔でスマホ片手に動画撮影しだしたの怖すぎだろ…」
　

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